LUMIX G1

遅ればせながらマイクロフォーサーズ第1号機のLUMIX G1を触ってきた。
スペックから類推していた通り、さほど小さいとは感じなかった。この程度の大きさのデジカメなら一眼レフでもそれほど珍しくはない。でも、レンズマウントは小さく、レンズ自体もちょっとこじんまりした雰囲気でかわいいのだ。トータルで言えばオリンパスE-420の方が小さいと思うのだが、マイクロフォーサーズならではのこじんまりしたレンズはいい感じだった。


グリップにラバーが施されていないが表面の仕上げが比較的よいため手に取った感触は思ったよりもよかった。グリップの形状も悪いとは思わなかった。
秀逸なのは144万ドット相当の高精細ライブビューファインダーだ。これまでに見たことがないくらい優秀なEVDだと思った。しかし、背面液晶がかなりきれいで、ライブビューが可能なのであまり使うことはないかなとも思った。
おもしろいと思ったのは、シーンの自動判別機能だ。顔、顔&夜景、風景、接写、動き認識の5つのシーンを自動で判断して設定してくれる。コンパクトカメラ程の接写はできないが、自動で接写モードになるのは便利だと思った。追っかけフォーカスも試してみた。操作がよく練られており使いやすかった。どの程度有効なのかはよくわからないが、ある程度は使える機能だと思う。


コンパクトカメラの遊び心と一眼レフの信頼性を兼ね備えたいいカメラだと思った。
マイクロフォーサーズだと思うと、もうちょっとなんとかなったんじゃないのとも思うのだが、これはこれでアリなのではないかと思う。
今一眼レフを買うとしたらオリンパスE-520LUMIX G1がおもしろいと思う。もちろん性能だけで見ればもっと他の選択肢もありえるが、一台目の一眼デジカメは小さい方がいい。

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