デジカメWatch “APS-Cハイミドルクラス”3モデルを比較する(実写編)

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低感度の画質は好みの問題といったところ。プロが仕事として使うなら、気にしなければならないような点もあるのかもしれないが、個人が趣味で使う限り、どうでもいいような違いしかない。少なくとも自分の場合、見れば違いはわかるけど、いい悪いという次元の判断は難しい。
解像感はざっくりと見ると画素数の順番に7D、K-7、D300Sだろう。
高感度画質はISO800くらいまではK-7の画像の方がシャープ感は強い。K-7の場合、設定次第では目立たなくはできるものの全体的にノイズが多めなのは否めない。実際使っていてもISO800が画質を維持するラインギリギリかなという感じ。
ただし、この記事でちょっと気をつけないといけないのはK-7のファームウェアが1.00のままだということ。K-7は最新ファームウェアでノイズ傾向がだいぶ変わったので、実際はこの記事のノイズよりも多少ベターな印象。
尖った高性能高画質が欲しいなら7D、無難なD300S、風景用(フィールド用)のK-7といったところか。
3機種が同じ値段だとして、今、この3台の中からどれかを選べと言われたら、やはり迷わずK-7だ。なんといっても、K-7の小ささや堅牢性(防塵、防滴、マグネシウムボディ)は捨てがたい魅力だ。やっぱりカメラは使ってなんぼの道具なので、気軽である程度ラフに扱ってもOKな雰囲気のものがいい。なんだかんだいっても自分の気に入った道具が一番かわいい。

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