iPhone 4 画面の黄ばみは接着剤が原因、数日で自然消滅？
Z-6011は3-アミノプロピルトリエトキシシランという一般的なシランカップリング剤だ。シランカップリング剤は通常、有機物とガラスを引っ付けたりするときに使う試薬で、割と一般的に使われるものだ。シランカップリング剤の片末端は有機物（おそらくフィルム？）と反応するか親和性がよく密着する機能を持ち、その反対側のシラノール基はガラスのシラノール基と脱水縮合するので、フィルムとガラスが引っ付くというものだ。共有結合を形成するのでかなり強固な接着が期待できるだろう。エトキシシランの場合、反応とともにエタノールが発生するので、それを乾燥させる必要があると思う。自分も学生時代に似たようなシランカップリング剤を使ったことがあるが、当時、調べたところによると（記憶が曖昧だが）４、５０℃で、ある程度の湿度がある雰囲気に一晩くらい密封した方がよかったんじゃないかなぁ。その行程は終わったけれど、水とかエタノールの乾燥が甘いってことなのだろうか。というか、乾燥くらい終わらせて出荷したらいいのに。
