「ローパスレス」という言葉を目にすることが多くなった。ローパスレスとは、ローパスフィルターレスを略したものだ。
Wikipediaによると、ローパスフィルターとは
ローパスフィルタ(Low-pass filter: LPF)はフィルタの一種で、なんらかの信号のうち、遮断周波数より低い周波数の成分はほとんど減衰させず、遮断周波数より高い周波数の成分を逓減させるフィルタである。ハイカットフィルタ等と呼ぶ場合もある。電気回路・電子回路では、フィルタ回路の一種である。画像処理[編集]
画像処理においては、光の強弱変化の周波数、つまり模様の粗い細かいによるフィルタリングを指す。要するに「細かい模様をぼかす」という事である。なお、デジタルカメラ等では、画像の標本化で起こるエイリアス(モアレ)を防ぐために、撮像素子の前、すなわち標本化以前に、光学的に「ローパスフィルタ」をアンチエイリアスのために入れている[1]。
ということだ。
デジカメの素子は、本来、光の強弱しか判別できない。カラー画像を得るには、素子に一個一個カラーフィルターを被せる必要がある。一般的なデジカメでは縦横2マス、合計4マスに赤、緑、緑、青(RGGB)のフィルターをかぶせ、それを一単位として演算により色を作り出している。このような配列のことをベイヤー配列と呼ぶ。
しかし、素子の繰り返し単位に近いような規則性のある模様(細かい格子模様等)が存在すると、実際にはない色が発生することがある。これをモアレという。
これを防ぐため、デジカメにはローパスフィルターが実装されているのが一般的だ。しかし、ローパスフィルターは細かい情報をモヤモヤとあいまいにするフィルターなので、実質的な解像度が落ちてしまうという欠点がある。
まぁ、平たく言うと、普通、デジカメには格子模様みたいなんがモヤモヤするのを防ぐためにフィルターが入ってるんだけど、せっかくのレンズ性能を活かすためにそいつを取っ払ってしまおうというのが「ローパスレス」なわけだ。モアレはLightroomのようなソフトウェアを使うとある程度軽減することができる。
前置きがだいぶ長くなってしまった。
GRを使って何枚か撮影してきたが、今のところ、これはモアレがひどいなぁという画像には出会ってない。それよりも拡大した時の解像度の高さに驚かされる。