これまでに何度か紹介していますし、最近も少し顔を出しているのがステッドラーの補助軸900 25です。
この補助軸はチャック部分がしっかりしていて、しっかりと鉛筆を保持できます。
固定には1センチメートルも必要ないので、ほぼ鉛筆を使い切ることが可能です。
ローレットは程よい目立てが施されています。金属表面自体が梨地に加工されていますので滑りません。また、ラジアル方向に線状の加工が施されていて、アキシャルな方向の滑りにくさも確保されています。
ローレット加工と一言で言っても、ダメなものはあります。ローレット加工は適切な設計をしないとむしろ滑りやすくなったりします。個人的にはステッドラーのREGのローレット加工は好きではありませんでした。
900 25には消しゴムも装備されています。
この消しゴムは回転して繰り出すような方式ではなく、つまみを回すと、つまみ全体が軸内に入り込み、結果的に内部に固定してある消しゴムが露出するというシンプルな方式です。直径5.6 mm、長さ20 mm程の消しゴムです。
製図用なので硬度表示窓もあります。
クリップ位置も秀逸で、ペン先からクリップ先端まで10センチ以上が確保されています。この位置ならクリップが邪魔と感じることは少ないでしょう。
鉛筆の長さにもよると思いますが、重心位置はペン先から8.5センチほどです。低重心というほどではないですが、バランスよく筆記できる位置にあります。
ところで、少し前に和田哲哉さん(書籍「「頭」が良くなる文房具」の作者)のブログで知ったのがこの補助軸です。
いまは私も商品開発について銀座五十音さんのお手伝いをしている、キャップ付き補助軸のパイオニア:万年筆風鉛筆補助軸「ミミック」。
ペンクリップの位置で見た目の印象が変わる - 和田哲哉 -LowPowerStation-
信頼文具舗というショップで売っています。
万年筆っぽい仕上げがなされており、おもしろいと思います。
ステッドラー 鉛筆ホルダー 補助軸 アルミ シルバー 900 25
- 出版社/メーカー: ステッドラー
- 発売日: 2014/10/01
- メディア: オフィス用品
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