ブルーバックス科学手帳2023 徹底解説

ブルーバックス科学手帳2023を買ってきました。

税込1100円です。

大きさはブルーバックスと同じ新書サイズでページ数は208ページです。

重量は本体が153グラムで、カバー込みだと176グラムでした。

カバーは透明なビニール製のものが付属しています。紙の表紙がついていますが、裏返して使うとブルーの水玉模様の手帳として使えます。オリジナルカバーをダウンロードすることもできるようです。

栞は2本ついています。

ブルーバックスと並べるとこんな感じです。

製本は糸かがりではなく、ブルーバックスと同じ並製本で無線綴じになっています。糊でくっついている部分の仕上げが少し違うように見えます。

上:ブルーバックス、下:科学手帳

手帳の真ん中あたりを開いてみました。開き具合はこんな感じです。

糸かがり製本ほど開きやすくはないような気もしますが、特に開きにくいという感じでもありません。上の写真は軽く開いて手で押さえているだけですが、しっかりと開きグセをつければ問題なく開けると思います。

ちなみに、辞書や理科年表など、厚めの本は最初に真ん中くらいから開きグセをつけてから使うと使いやすいです。ブルーバックスなどもそうやると読みやすくなります。満遍なくクセをつけることでのど割れしにくくなるという効果も期待できます。

紙の厚みはどちらも約80μmでしたが(34枚分の厚さが2.7 mm)、紙の色は異なります。科学手帳の方が少し白色度が高いです。

紙面を一通り見てみましょう。

2年分の年間カレンダー

1年分の年間スケジュール

年間スケジュールは1ページで3ヶ月分なので4ページで1年分です。

月間スケジュール

月間スケジュールは2022年の12月分から印刷されています。見開きで1ヶ月分です。前月と来月の小さなカレンダーが左下に印刷されています。下にはmemo欄があります。左側のスペースもメモに使えそうです。月齢がビジュアルで示されているのがブルーバックスらしくてGOOD。

週間レフト

週間ページはスタンダードなレフト式です。時間軸はありますが、数字が書いてありません。使い方を考える必要がありそうです。

科学の歴史や天体イベントなど、科学にまつわる出来事が書いてあります。見開きの右上には物理や数学の公式が毎週書いてあります。

少し拡大してみてみましょう。

科学イベント

公式類

365は連続する平方数の和で表現できるそうです。おもしろい。

週によっては右下のスペースにちょっと大きめの図柄があります。メモページが少なくなるのがちょっと残念ですが、わたしとしては特に問題ありません。

資料編

資料編はたっぷり68ページあります。

ただし、メモページは1ページもありません。ちょっとした余白を活用するか、付箋で対応するしかなさそうです。2、3ページでもあるとよかったのですが。

また、定番の年齢早見表や路線図などもありません。

パーソナルノート

単位換算表のところにさりげなくメジャーが印刷されているなど、細かい工夫も随所に見られます。

まだメインの手帳として使うかは決めていませんが、多分、これをメインとして使うと思います。

帰りにバッグの中に入れておいたら不注意で少し表紙が折れ曲がりました。耐久性などは未知数ですが、おそらく1年くらいの使用なら問題ないのではないかと思います。

改めてみると手帳としては特にクセもなく、スタンダードな構成だと思います。ブルーバックスらしさも残しつつ、ビニールカバーで耐久性を高めるなどの工夫も見られます。

メモ欄がないのと、カバーにペンホルダーがないのがちょっと残念でしたが、全体的にはよくできた手帳だと思います。充実したコンテンツを加味すると、お買い得だと思います。

 

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