iPhone 14 Proのズーム挙動の不思議

下の写真はテーブルの上にペンを置いて三脚に固定したiPhone 14 proから撮影したものです。倍率は2倍、3倍、15倍です。35mm換算の焦点距離でいうと、48, 78, 407 mmになってます。

2倍 48 mm

3倍 78 mm

15倍 407 mm

画像の情報を確認してみると、ちょっと不思議なことが起こっていることに気がつきました。

3倍以上は光学3倍レンズを使っているのかと思っていたのですが、予想に反して全てメインカメラの素子を使っています。

2倍ズームと同じ考え方だと思いますが、48Mピクセルの撮像素子の一部を使い、1200万画素の写真を生成しているようです。

どのような条件でこのようなことが起こるかというと、どうやらカメラと被写体の距離によるみたいです。3倍に固定したまま、カメラを遠くの被写体に向けると、少し不自然に画角が切り替わるのでレンズが変わったことに気がつきます。

iPhoneのカメラ制御は結構複雑なことをしているみたいです。

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