サラサナノ0.38

サラサナノは元々0.3で発売されましたが、去年の12月に0.38が発売されていたようです。

気になったので5色セットを購入してみました。

サラサナノはうるふわクッション機能があるので、極細でも比較的なめらかに筆記できます。実際、どの程度効果があるのか分かりませんが、書き比べてみると割と効果はあるように思います。

サラサナノは口金が金属でできているので、サラサクリップよりも程よい重量感があり、低重心です。また、口金が金属にも関わらず、ペン先が安定していて、カチカチとした感触も少なめです。ただし、個体差でノックパーツと軸の間の隙間にばらつきがあり、隙間が大きめの個体だと筆記時にノックパーツと軸が振動によりぶつかって、ビビり感を感じるものがあります。試しにセロハンテープで固定するとビビり感がなくなるので間違いないと思います。そのような時はノックボタンの側面にほんの少しだけグリスを塗布する(塗った後に拭き取る程度でOK)と、ビビり感がなくなります。どの程度効果が持続するかは不明です。

若干ノックした時の感じが違うなぁと思って、中のバネを観察してみたところ、0.3と0.38では違うバネが入っていました。ノックの重さは0.38の方が若干軽いようです。

上:0.38、下:0.3

0.38に使われているようなバネは不等ピッチスプリングとか不等間隔スプリングと呼ばれるもののようです。基本的にはバネの巻きピッチを部分的に変えることで、圧縮量によってバネレートを変えます。そうすることで動的に動く際の共振を発生させにくくする役割があるようです。また、疎な部分を作ることで圧縮初期のバネレートを低くすることができるという効果も期待できるようです。文房具の場合、後者の効果を狙っているのかなぁという気もしますが、詳細は不明です。

うるふわクッションのバネの強さは同じくらいですが、少しだけ0.38の方が硬めに設定されているのかなぁ、、といった感じです。気のせいかもしれません。ボール径が小さいほど軽い力でペン先が凹む方が合理的な感じはしますが。

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