先日紹介したジュースアップの0.5ですが、ペン先の滑らかさが他のゲルボールペンよりもだいぶスムーズです。
ジュースアップのペン先はシナジーチップと呼ばれるものです。パイプチップとコーンチップの良さを併せ持つ構造で、特徴的な形です。
ボールは球体なので原理的に半分以上はペン先に潜り込んでいます。
実際の設計値は知りませんが、例えば球の円周を考えた時、その4分の1が外に出てるとします。
この場合、筆記角度が45度より低いと支持部が紙に当たります。ペンを引くモードなら特に引っかかりは感じませんが、押すモードになると支持部のエッジが紙に食い込む感じになるので、カリカリすることがあります。
半分以上を露出できないというボールの支持構造の原則を回避はできません。ではどうするかというと、エッジの角を出来るだけスムーズにする方法が考えられます。そのような構造なのがsigno RT1です。
1枚目の写真に示すように、ジュースアップのペン先はかなり独特な形になってます。ボールのエッジの部分が紙に接する前に、ペン先の斜め部分が当たるような感じになってます。こうなると万年筆と一緒で、滑らかでありさえすればカリカリはしないはずです。いい感じの設計になってます。あらゆる筆記角度で押し書きしても全くカリカリしません。だから、書いててすごく気持ちがいいです。