OHTO GS01-s7の軸形状

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先日、OHTOのGS01の軸断面は六角形から滑らかに円に変化してると書きましたが、どうも使っているとそうじゃないことに気がつきました。

下の写真を見てください。

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キャップレスで示しているところが光って白くなっていると思いますが、これは六角形の角張った部分から伸びていて、少し角張っているからです。

ちょっとわかりにくいので下のイラストを見てみてください。

極端に書いていますが、斜線の部分が六角形の平面から伸びる面になります。境目が緩やかな曲面になるので、先端付近では限りなく円に感じますが、角は残っています。

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どういう風に加工してるのかなと思ってたんですが、おそらく六角形のパイプをテーパーのついた円柱の穴に押し込んでるのではないかと推察しています。中には変な感じで潰れないように軸のようなものを仕込んでるかもしれません。軸先端の内部にはネジが切ってあるのでかなりしっかり円に成形してると思います。

あるいは逆に筒を先端が丸くて徐々に六角に変化する穴に入れ、肉厚分だけを差し引いたような軸を突っ込んで、押し広げるように形を作っているのかもしれません。深絞り加工に近い加工ですね。後者の方がやりやすいかなと感じます。

作り方はさておき、、、なので丸いと思われる部分を指で挟んで、ペンをくるくる回すと角張り感を感じることができます。

ちなみに、上のイラストはGS01で描いていますが、油性ボールペンは掠れたような線が描きやすいです。まぁ、絵を描く機会も才能もないわけですが。

さて、GS01ですが使い勝手は非常にいいです。ただ気になる点が2点あります。一つはノックするとノック部がかちゃかちゃとうるさいこと、これはこの前も書きました。もう一つは少し傷がつきやすいことです。買ってすぐに一箇所、小さな打痕のようなものがあると気がついたのですが、それがもうひとつ増えています。最初は買った時から付いていたのかと思っていましたが、どうやら使っている時についたものなのかもしれません。もしかしたらどっちも最初から付いていたのかもしれませんが。アルマイトとはいえ、傷がつかないことはないので、傷がついても味になるようなシルバーを選んだので想定内ではあります。

それらを差し引いてもGS01はいいボールペンだと思います。

昨日、広島市内の文房具店を何箇所か定点確認してきたのですが、GS01は見かけませんでした。

東京駅側のオアゾの丸善で見かけたNBP-507Rもなかなか良さそうでした。

 

 

 

OHTO GS01-s7の軸形状

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先日、OHTOのGS01の軸断面は六角形から滑らかに円に変化してると書きましたが、どうも使っているとそうじゃないことに気がつきました。

下の写真を見てください。

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キャップレスで示しているところが光って白くなっていると思いますが、これは六角形の角張った部分から伸びていて、少し角張っている部分になります。

ちょっとわかりにくいので下のイラストを見てみてください。

極端に書いていますが、車線の部分が六角形の平面から伸びる面になります。

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なので丸いと思われる部分を指で挟んで、ペンをくるくる回すと角張り感を感じることができます。

このデザインは秀逸で、丸っぽいところをつかんでもなんとなく六角感を感じます。また、私は考え事をするときには割とペン先が若干遠くになる感じに持ってサラサラと書くことが多いのですが、そういうふうにもつと完全に六角形を感じることができます。

ちなみに、上のイラストはGS01で描いていますが、油性ボールペンは掠れたような線が描きやすいです。まぁ、絵を描く機会も才能もないわけですが。

さて、GS01ですが使い勝手は非常にいいです。ただ気になる点が2点あります。一つはノックするとノック部がかちゃかちゃとうるさいこと、これはこの前も書きました。もう一つは少し傷がつきやすいことです。買ってすぐに一箇所、小さな打痕のようなものがあると気がついたのですが、それがもうひとつ増えています。最初は買った時から付いていたのかと思っていましたが、どうやら使っている時についたものなのかもしれません。もしかしたらどっちも最初から付いていたのかもしれません。アルマイトとはいえ、傷がつかないことはないので、傷がついても味と思う方がいいと思います。こういうペンはガンガン使って傷だらけになる方がかっこいいです。シルバーはそれが映える色だとも思います。

それらを差し引いてもGS01はいいボールペンだと思います。シルバーは一本も売れていなくて、あまり人気のない色なのかもしれませんが、私はシルバーが一番かっこいいと思いました。

昨日、広島市内の文房具店を何箇所か定点確認してきたのですが、GS01は見かけませんでした。

東京駅側のオアゾの丸善で見かけたNBP-507Rもなかなか良さそうでした。

 

 

 

ラミー サファリ ローラーボールにPILOT LVKRF-10EFを入れる方法

【準備するもの】

  1. ヨーロッパ規格の万年筆の空カートリッジ
  2. カッター
  3. テープ

ネットを調べるとローラーボールに日本メーカーのリフィルを入れる方法がいくつか書いてあります。

まず使うリフィルですが、どうせなら水性リフィルがいいと思い、パイロットのVボールやノック式Vコーンに使われているLVKRF-10EFに狙いを定めました。

次は底上げするものですが、色々机の上を物色していたらなんとなくピンとくるものが目に入りました。それがヨーロッパ規格の万年筆のからカートリッジです。

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上がラミーのM63で下がパイロットのLVKRF-10EFです。一番下が空カートリッジです。こうみると、なんか良さそうじゃないですか。

下の写真の赤い点線部分をカッターで丁寧に切ります。ちょうど段差のところです。

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ラミーのリフィルは固定方法が独特で、リフィルの後端部分の樹脂を押しつぶすような形でガタつきを抑えつつ、固定するような方式です。

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つまり、バネとかでリフィルを固定できないので、遊びのある構造が適しています。

空カートリッジを使う方法は絶妙な反力を得ることができます。ちょっとわかりにくい動画ですが、下の動画を見てみてください。

youtu.be

リフィルがギリギリ入るか入らないかの感じですが、無理矢理突っ込めばいくらでも入っていくような感じなんです。ですから、切る長さは結構適当でいいんだと思います。

この部品をリフィルにテープで仮止めします。

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この工程は不要ですが、中で部品がひっくりがえるとペンの奥にはまり込んで出て来なくなります。実際に少し試しましたが、はまり込んだら道具がないと取れなくなります。中で部品が反転しないように仮止めする方がいいです。仮止めなので適当でいいです。細い側が奥になるように設置すれば、ハマって取れなくなることはないと思います。

これまた見にくいですが、実際に装着するときの動画を見てみてください。

途中で動きを止めるあたりでリフィルが底付きする感じがあって、そこから先はねじ込む感じになります。

youtu.be

ペン先の様子はこんな感じです。

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ペン先は結構押し付けられているのでがたつきはありません。

下の写真は一度装着した後の様子です。

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若干カートリッジの先端が潰れているような様子が確認できます。

これが潰れきってしまうと、奥にはまり込みそうな予感がするので、もう少しテープでぐるぐる巻にしようと思います。

ちなみに、真似する時は自己責任でお願いします。

ただ、純正リフィルより、かなり快適に書けます。

OHTO GS01-s7

今日は丸善でもう一本買いました。

OHTO GS01-s7です。

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軸は六角形ですが、グリップ付近に行くにしたがってスムーズに丸くなっていく独特の形状です。重量は16.4グラムで、重心はクリップの下くらいにあり、低重心ではないです。軸はアルミニウム、口金は真鍮です。おそらくノック部品も重いので真鍮だと思います。

GS01-s7はホライゾンシリーズに似ていますが、リフィルが国際規格のG2リフィルです。また、ノック解除ボタンはなく、普通のノック式のボールペンです。

ウェブサイトに「OHTO結城工場にて自社設計と組立を手掛け、丁寧に作りこみました」と書いていますが、確かに定価750円の割によく作り込まれている印象です。

少し細部を見てみましょう。

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しっかりしたクリップが実装されています。仕上げもすごくいいです。

そして一番感心したのは口金の精度の高さです。

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結構ごつい真鍮でできており、精度が高いです。

リフィルが全くといっていいほどブレません。厳密には多少ブレがありますが、カチャカチャする感じは皆無です。店頭でいくつか試してみたところ、性能に差があるほどではありませんでしたが、若干個体差があるように感じました。口金の精度のばらつきなのか、リフィルのばらつきなのかはわかりませんが。

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リフィルはこんな形です。今、出張先なので確認できませんが、アメリカンテイストもこのリフィルだったと思います。G2規格なので、ジェットストリームなどの社外品も使えると思います。

若干残念なのはノック部分の部品と軸がカチャカチャとぶつかる音がします。筆記時には音はしませんが、大きく動かすとカチャカチャする感じが気になります。

ohto.co.jp

ラミー サファリ2021限定カラー サヴァンナグリーン

2021年のサファリの限定カラーは「ラミー サファリ ファースト」という色です。これは1980年の初代カラーを限定復刻したもので、オレンジ色っぽい「テラレッド」と緑っぽい「サヴァンナグリーン」です。

万年筆はすでに愛用のものがあるので、一本も持っていないローラーボールにしました。ローラーボールは日本でいうところの水性ボールペンです。

昨日から東京出張で東京駅前に宿泊しているので、オアゾに入っている丸善で購入しました。

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サファリの油性ボールペンはノック式ですが、ローラーボールは万年筆と同様にキャップ式です。

その名前の通り、外でガンガン使ってみたくなる色、デザインです。

水性ボールペンというと、ZOOM505やVコーンのようなちょっと硬めの筆記感をイメージするのですが、サファリのローラーボールは筆記感が滑らかです。線が太めでちょっと掠れるような感じになることがあるのでちょっと癖があります。

リフィルアダプターもあるようなので、そういうものを活用するのも手かもしれません。 

 

 

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