PURE MALT ボールペン、シャープペンシル

私は旅先で文房具を買うのが好きです。ネットで買えば少しだけ安く買えるのは知っていますが、それでも旅先で出会った文房具を買うのが好きです。掘り出し物に出会うこともありますし、何より、文房具が旅先の思い出とともに存在するのが好きです。その文房具を使うたびに、旅の情景が甦ります。

先日、人生の先輩として、また、研究者として尊敬している先生に広島まで来てもらって、講演をしていただきました。実際にお会いするのは初めてだったのですが、去年からメールや手紙、電話で何度もやりとりしていて、その人柄にすっかり魅了されていました。その先生から今日、手紙と共にお届けものが届きました。その先生は栃木の人ですが、九州大学でも教えています。九州大学からの帰りに博多駅の丸善で買い求められたとのこと。使えば味が出るのでぜひ使って欲しいと書いてありました。

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著作も多く、ネットにも多く情報が出ているのでプロフィールを調べたところ、大吟醸を集めるのが趣味と書いてありました。明日は早速市内の酒屋に行こうと思っています。大吟醸にするか、はたまた、ピュアモルトだからウィスキーにするか迷うところです。

今日はスペックなどに関して多くは語りません。

これは先生の心だと思って、大事に実用していくつもりです。

最近急にこのような出会いが多くなっていて、なんだか楽しいです。 

 

 

 

 

集英社国語辞典

新明解国語辞典や岩波国語辞典、明鏡国語辞典ほどメジャーではないと思いますが、一際分厚い見た目とオレンジ色の色鮮やかなカバーが目立つ辞書があります。集英社国語辞典です。

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何よりこの見た目が抜群にいいです。

小型辞典にしては2160ページというページの多さと収録語数が9万5千項目と多いです。帯にもあるように国語辞典、漢字辞典、百科事典の3つの要素が1冊に!とあるように、ちょっと欲張った辞書なのです。私は一箇所に物や情報が集積している状態が好きなので、このような辞書はどうしても気になります。

また、イラストも豊富です。普通の辞書にはイグアナくらいは載っていますが、この辞書にはイグアノドンがイラスト付きで解説されています。

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小型辞書では普通取り上げられない固有名詞もたくさん取り上げられており、プチ広辞苑的に使えます。

実はこの辞書を買うのは少し悩みました。というのも、現在の第三版が発行されたのが2012年と9年も前なんですね。第一版から第二版が7年、第二版から第三版が12年の間が空いていることから、9年というのはいかにも中途半端です。とはいえ、3年待てるかといえば待てません。最悪、すぐに出ても買い足せばいいという気軽さで買いました。

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辞書の箱とカバーはすぐに取り外したほうが間違いなくいいですが、この辞書のカバーは割とぴったり作ってあって、よれないのでこのまま使おうかと思います。

表紙や背表紙のロゴも型押しの箔印刷になっていて、いい感じです。

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まだ気になる国語辞典はありますが、ひとまずこれくらいあればしばらく楽しめそうです。

最初に使う率の高い国語辞典は岩波国語辞典です。岩波国語辞典は語釈をできるだけ多く分けずに本質的な意味で説明しようとしているのでさっと意味を理解するのにいいです。他の辞書よりも少し縦長で手にフィットしやすいので引きやすいです。

例えば、多義語の場合は明鏡が圧倒的に見やすいです。例えば、辞書を「ひく」の「ひく」ですが、明鏡だと下の写真のように赤い線で区切られていて非常に見やすいです。写真には写っていませんが、最後の最後に辞書をひくという意味が書いてあります。

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一方、集英社国語辞典の場合、こんな感じです。

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さらに次のページに続きがありますが、なかなか見にくいです。

意味としてはどちらも語釈の後半に載ってます。

ちなみに、集英社国語辞典「ひく」の11に風邪を「ひく」の用例がありますが、体内に取り込む。身に及ぶ。と書いてあります。明鏡にはひきこむと書いてあって、明鏡の方が「ひく」ニュアンスが出てるかなと思います。

 

 

 

学校では教えてくれない!国語辞典の選び方 サンキュータツオ

Kindle Paper Whiteを引っ張り出してきました。

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このKindle、2012年の12月に買ったものなので、もう8年ものです。使っていない時が長いのですが、時々引っ張り出して思い出したように使っています。何度も過放電を繰り返しているので流石にバッテリーの減りが早くなっている気がします。Kindleでは小説か新書くらいしか読まないので、特に不満はありません。とりあえずは使えるところまでは使おうと思います。

そして久々のKindleで読んだのは「学校では教えてくれない!国語辞典の選び方」(サンキュータツオ)です。辞書愛に満ちています。赤瀬川原平の「新解さんの謎」で辞書に「楽しむ」要素があることに気が付いてはいましたが、複数の辞書を引き比べるとかそういうところまでには至っていませんでした。

新明解国語辞典の第八版を皮切りに、岩波国語辞典 第八版、明鏡国語辞典 第三版を買いました。今は元々あった広辞苑の第六版を引っ張り出して机の上に鎮座させています。15000円もする革装で小口の天面には金箔が塗りたくってあります。そのうち第7版を買うかもしれません。

「学校では教えてくれない!国語辞典の選び方」を読んでいるとこの本に出てくる辞書が全部欲しくなってしまいます。流石に一気に買うのも味気ないし、もうそろそろ新しい版が出てもおかしくないものもあるので(数年先になる可能性は十分にありますが)、少しずつ買い揃えてみようと思います。

「新解さんの謎」は読んだことがありますが多分本自体は実家にあるのでKindleで読もうと思います。

 「新解さんの読み方」「新解さんのリターンズ」はKindle版はなさそうなのでこっちはそのうち紙の本で読みたいです。 

辞書の世界もなかなかおもしろいです。

 

 

 

 

 

 

ユニボールシグノRT1を久しぶりに使ってみたら、よかった

たまたまユニボールシグノRT1の0.5を使ってみたら、思いのほか使いやすいでした。

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書き心地だけで言えば、キャップ式のユニボールシグノがダントツですが、ノック式の利便性は捨てがたいものがあります。ただ、ノック式のゲルボールペンには二つの欠点があります。

ひとつはペン先がガタつきやすいこと、もうひとつはボールが沈み込む感触があり、軽い筆圧だと線が掠れることです。

ペン先のガタつきはノック式ならある程度妥協するしかありません。

ノック式のゲルボールペンはインクが乾燥するのを防ぐために、ボールをバネで押し付けています。そのためペン先が紙に当たった時に少しボールが沈み込むような感じがあります。また、ある程度の筆圧でボールを押し込まないとインクが出てこないので掠れてしまします。キャップ式のシグノはこのボールの沈み込みがないため常にインクフローがよく、書きやすいんです。ボールの沈み込みは気になるものと気にならないものがあります。

とはいえ、最近のゲルボールペンはどれもよくできているので、普通に使っていて使いにくいと感じることはそんなにないかもしれません。

今回のRT1も同じ傾向はあります。

しかしながら、インクの出方やインクの色(ブルーブラック)がすごくしっくりときます。エッジレスチップなのでペン先のガリガリ感も少なく滑らかです。ジュースアップやエナージェルなどもかなりレベルが高いと思いますが、RT1の方がしっくりきます。

 

 

明鏡国語辞典

先日、岩波国語辞典を買ったのですが、今日は明鏡国語辞典を買ってきました。

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帯からもわかりますが、この国語辞典はどちらかというと高校生向けの辞典です。

見やすさは抜群にいいです。

下の写真は右が岩波国語辞典、左が明鏡国語辞典です。

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見出し語が大きいのがいいです。ずっと見ているとちょっとくどい気もしますが。

コラムも充実していて、読み物としても優秀です。

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これだけあったら色々比較して楽しめそうです。

第六版ですが、革装の広辞苑もあります。

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広辞苑は重すぎるので頻繁には使いませんが、収録語が多いですし、イラストが多いので見ているだけでも楽しいです。

 

 

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