両面テープ ニットー No.5000NS

両面テープがなかったので買ってきました。

ニットーのNo.5000NSです。

両面テープといえば、基本、こればかり使ってます。そこそこ強力で、剥がしやすいからです。10年ほど前、イベント業者が使っていた両面テープがすごくよかったので、聞いたらこれでした。当時は売ってるところが少なくて、入手しにくいでした。

今回購入したのはコーナンのPBです。少し離れた棚にはニットーブランドの全く同じもの(型番、サイズ、巻き数、外観同じ)が置いてありましたが、なぜかニットーブランドのが20円くらい高いでした。

両面テープと一言でいっても、いろんなものがあります。使う場所や用途に応じて使い分ける必要があります。どのように分類するのが正しいのかわかりませんが、構造的に以下の2点で見分けるとわかりやすいかもしれません。

1 基材

紙や不織布、樹脂フィルム、発泡素材、ゴム系材料などが見られます。紙は一般事務によく使われ、薄くて安価です。不織布は多少厚みがあるので密着性がよくなります。また、剥がすときに基材が破れにくいので剥がしやすくなります。発泡系のものは凸凹したところ向きです。

2 粘着剤の種類

基本的にはアクリル系の粘着剤が使われている場合が多いようですが、詳細がわからないものもあります。

ニチバンの両面テープ ナイスタックは用途がパッケージに明確に示してあるのでそれを参考にして買うのもいいと思います。

No.5000 NSは基材が不織布でアクリル系接着剤の両面テープです。厚みはそれほど厚くありませんが不織布なのでそこそこの追随性があります。接着力はなかなか強力です。強力ですが、剥がすことを前提に作ってあるので剥がそうと思ったら剥がしやすいのが特徴です。基材の不織布が丈夫なので粘着剤だけが残ることがほとんどありません。端からクルクルと巻くように剥がすと剥がしやすいです。

現場にある両面テープを使ったりすると似たようなものはあるので、他のメーカーにも同等品はあると思います。

ただ、私はこれを仕事で大量に使った経験から、N0.5000NSは信頼できる商品と思っています。接着時の強力さと剥がしやすさのバランスが絶妙なんです。手で切れるので、現場でちゃっちゃと仮止めしたい時などには便利です。

ただし、少し高いですし、厚みも若干あるので一般事務用には基材が紙の普通の両面テープが適していると思います。

無事、ストッパーも接着できました。

リヒトラブ コンパクトスライドカッター M40

カッターでA4の紙を切って、束にしておいたら、思いの外便利でした。A4のコピー用紙は安いですし、自宅には常備しているので、それを半分に切って使いたいと思うようになり、裁断機を買うことにしました。

裁断機は100円ショップにも売っていますが、できればそこそこ使い勝手が良くて、刃やカッターマットが交換できるようなものがいいと考えました。色々悩んだ末、選んだのがこれです。

事務で毎日酷使されるような裁断機は盤面もしっかりしていて、丈夫なものが多いですが、コンパクトスライドカッターは刃とスライド部分以外はほとんどプラスチックでできています。

しかしながら、刃はロータリー式で交換ができますし、カッターマットも交換できます。

背面には替え刃やカッターマット、スライド部が収納できます。

このような構造なので全てのパーツを合計しても430グラムくらいしかありません。

最大の特徴は半分で折りたためるところです。

思っていたよりコンパクトです。

試しに無印良品のA4サイズのスタンドファイルボックスに入れるとこんな感じです。

置く場所に余裕があり、使用頻度が高いならもっと他の選択肢もあるかもしれませんが、ホームユースならこういうので十分です。

コピー用紙が5枚程度が水晶の裁断枚数のようですが、3枚前後が使い勝手がいいと思いました。

最後にちょっと工夫をしてみました。

0.7 mmくらいの厚紙を短冊形に切り、盤面の端に貼ってみました。

これがストッパーになるのでA4を半分にカットする時、いちいち、表示を見ながら位置合わせをする必要がなくなり便利です。

両面テープがなかったのでテープで仮止めしているだけですが、なかなか実用的に便利に使える工夫だと思いました。

ちなみに、A3用紙を切りたい場合は一回り大きいM50という機種があります。こちらは刃が自転車のように2枚ついていて、安定感がより一層高いそうです。

 

 

ステーショナリーマガジン2023

9年ぶりに復刊したステーショナリーマガジンを買ってきました。

ステーショナリーマガジンは2005年から2014年に年に一回発行していた雑誌で、9年ぶりに復刊したんだそうです。

頻繁に文房具店に出向き、ネットでも情報収集しているので、物として新しい発見は少ないものの、主要な文房具がきれいにまとめられているので、情報の整理に役立ちそうです。

ハサミのところにボンドフリーGXが載ってました。なかなか目の付け所のいい人がいるようです。笑

stationarylab.com

 

 

 

カッターとナイフを使い分ける

まず、言葉の使い方として、ここではカッターナイフのことをカッター、クラフトナイフのことをナイフと呼ぶこととします。

刃を折るタイプのカッターは便利で一本くらいは必ず身近にあると思います。

しかしながら、ナイフは意外と持っていないという人が多いのではないでしょうか。

上の2本はカッター、一番下はナイフ

上の写真は、上から、NTカッターのA-300GR、オルファの万能M厚、オルファのクラフトナイフSです。上二本がカッター、クラフトナイフSがナイフという認識です。

カッターは読んで字の如く、基本的には折り紙やコピー用紙、段ボール、場合によってはベニヤ板などをカットするものです。切るものの厚みなどによって使う刃の厚みや本体を使い分けます。

カッターは削る道具ではないので、鉛筆を削ったりするのには適しません。削る道具として選ぶべきなのはナイフです。ナイフは主に削ることを前提とした道具になっています。切れ味はカッターほど良くないかもしれませんが、刃先を使えば切る道具として使えます。

ナイフは刃が折ることを前提として作られていません。クラフトナイフSの場合、刃の厚みが1 mmもあります。カッターの場合、オルファの小型刃で厚みは0.38 mm、M厚で0.45 mm、大型刃で0.5 mm、特大で0.7 mmです。もちろん、刃を折るタイプは折ることを前提としたスリットが入っていますので、曲げるような力に弱いです。

刃の形状も全然違います。カッターは切る部分が一直線で、ナイフは背が平らで刃が斜めにカットされています。折る方式のカッターは斜め部分に刃付けができないという設計上の制約もありますが、刃が本体の長手方向に揃っていることで直線的に使いやすいです。

このようにカッターとナイフは同じような刃が付いた金属製の道具ですが、設計の思想が全く違っていることがわかります。

切るのはカッター、削るのはナイフと覚えておけば間違いないと思います。クラフトナイフSの刃はステンレスでできていて、錆びにくいので長く使えます。そんなに高いものではないので、ひとつくらいは常備しておくと便利です。少し大きめでボディがステンレスでできたL型もあります。

S型は刃が両面使えますし、個人的には鉛筆を削ったりする程度の用途ならS型で十分だと思います。

 

 

 

 

これはカッコいい「NT A-300GR」

先日、オルファのカッター万能M厚型を購入したことを書きました。このカッターは本当に万能で、一般的な家庭内で使うような用途ならこれ一本あればほぼ事足りると思います。

一方、刃の厚みが0.38 mmで幅が9 mmの刃を使う小型カッターの気軽さも捨てがたいものがあります。

私はずっとオルファのシルバーを愛用しています。

しかし、このカッターは必ずしも使いやすいわけではありません。見た目や携帯性、ステンレス刃の錆びにくさなどは魅力的です。しかしながら、小型であることから刃の繰り出しは若干しにくいです。あと、ステンレス鋼は普通の鋼の刃よりも柔らかいため、切れ味のキレもちょっと劣る気がします。

上:オルファ シルバー、下:NT A-300GR

A-300GRは定番のA-300の流れを汲むカッターですが、ボディがアルミダイカストでできていてかなりしっかりした作りになっています。重量は35.3 gで結構重量感があります。

ちなみに、シルバーは18.2 g、万能M厚は27.7 gです。

上から、万能M厚、シルバー、A-300GR

A-300GRはオートロック式なので使用中に刃がきっちりと固定されます。

ちょっと細部を観察してみましょう。

右利きにも左利きにも対応しています。

このあたりの造形が非常に綺麗です。

滑り止めも程よい感じでスムーズに刃を出し入れすることができます。

アルミダイカストに焼き付け塗装がなされていて、非常に丁寧な仕上げになっています。

これで400円もしませんから、安いと思います。

エンドキャップには刃を折るスリットがあります。

刃を出すとこんな感じ。

出し入れ量を制御しているギザギザがオルファよりも小さいので、刃の出し入れが非常にスムーズで小気味いいです。

肝心の切れ味ですが、ステンレス刃のシルバーよりも切れ味はいいです。また、万能M厚よりも刃が薄いので切れ味にキレがあります。

こうなるとオルファの特選黒刃や先端が30°のクラフト系のカッターも気になります。黒刃は仕事で使っていましたが、切れ味はワンランク上です。ただし、刃が鋭く研いであるので、耐久性は劣ります。

 

 

 

 

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