デジカメWatch

【1st Shot】オリンパス E-500(β機)実写画像
最近のデジカメの画質はホントにいいなー。
今月号の朝日カメラにデジカメで撮影したモノクロ写真があったが、結構いい感じだった。最近のデジカメはモノクロ撮影を意識したモードが搭載されていて、フィルタ効果まで掛けられるというんだからすごい。正直、画質的には十分だ。
でも、銀塩プリントの暗室の中で写真がブワッと浮かび上がる瞬間はなんとも官能的だ。水洗して乾燥した印画紙には銀がびっしり並んでいるぞという存在感が漂っている。うまく行けば死ぬまでこれは写真として存在するという安心感がある。
モノとして存在する。これがデジタルとアナログの決定的違いだ。

数十年後、フィルムというものを見たことがない子供たち。
引き出しの奥からフィルムとよばれていたものを見つける。
「昔はこんなんで写真撮ってたんだ〜」
「色付いてないし、なんか見え方が変だね〜」
「じぃちゃん、なんでこんなに訳の分からない写真撮ってたんだろ」
「これって原爆ドームじゃない」
「これは今とあんまり変わらないね〜」
こんなシーンがあるかもしれないと思うと、愉快ではないか。

カメラよりもむしろプリント技術がこれからのホントの課題なんじゃないかな。

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