F30でモノクロ

今日は昼過ぎに雨が降り始めたが、夕方前には止んだ。最近、天気が悪い日が多い。
日が沈むか沈まないかという頃、散歩しながらF30でモノクロの撮影を試験的にやってみた。自宅に帰りモニタで確認してみた。やっぱりフィルムの粒状感と全然違う。
コンパクトデジタルカメラはノイズが多いとか画質が一眼デジタルより劣るとか言われる。確かにそう思う。じゃぁ、モノクロフィルムは一体どうなのかと言えば、TRI-X等は粒状性という意味においてはそれほど高画質ってわけじゃないと思う。でもなんというんだろうな、モノクロフィルムの写真には芯があるような気がするのだ。
デジタルのモノクロとフィルムのモノクロは間違いなく似て非なるものだ。でも、どっちがいいとか悪いとか、モノクロはフィルムじゃなきゃダメだねなんていうつもりはない。
大切なのは自分が使っている道具がどういう状況でどのように使えばどうなるかをある程度知っていることだ。わかった上で使うなら、道具はある意味なんだっていい。むしろ、わかってなくてもいいくらいだ。なにを使って写真を撮るか、それは使う人が自分で決めることなのだ。
下はいつもの近所の川。写真にすると雲がただならぬ雰囲気を醸し出す。肉眼ではこんな感じには見えない。写真の不思議なところだ。こりゃおもしろいと何枚も撮ったが、自宅で見ると、それほどおもしろくない写真が多い。
F30で撮影後、iPhotoで画像調整して縮小した。まぁ、見れないこともないか。

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