風邪

今年も残りわずかだが、今シーズンの冬は一度も風邪らしい風邪を引いていない。
思い当たるのはタバコをやめてしばらく経過していること、アレルギーを抑える薬を飲んでいるので胸の息苦しさが消えたこと、歯を抜いて痛みが消えたこと等がある。体調もよく、ちょっとだけ体重も落ちた。健康診断の結果も全項目において去年よりもいい成績だった。
これでもう少し身体を動かす習慣があれば健康そのものなんだがなぁ。
ところで、去年あたりに紹介した風邪の効用という本を読んでから風邪に対するイメージがすっかり変わってしまった。風邪は治そうとするのではなく、経過するものであるという考え方は風邪に対してポジティブになれるいい考え方だと思う。風邪をひいてしまったら、風邪そのものを問題視するのではなく、身体が風邪をひきやすい状態にあったということだ。風邪は他人からもらうものではなく、自分の身体の状態が風邪になりやすい状態であるか否かがポイントなのだ。そして、風邪は身体を強くする。考え方が観念的な感じもするが、読むと風邪が寄り付かなくなるような気がするから不思議なものだ。

風邪の効用 (ちくま文庫)