パイロット ドクターグリップ フルブラック(ブラック)0.5

デルガードLXを見つけに近所からちょっと離れた割と大きめの文房具屋に行ったんだけど、売ってなかった。一方、ものすごい勢いでドクターグリップのフルブラックが自己主張しているように見えた。

というわけで、パイロット ドクターグリップ フルブラック(ブラック)0.5をゲット。手前がフルブラックで奥が昨日買ったG-SPEC。

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全体的な寸法や重量、バランスはほぼ同じ。グリップの感じにも差は感じない。違いと言えばクリップが金属であることくらいか。若干クリップが長めなので、手には干渉しやすいといえる。ただし、金属クリップの方が先端がペン側に寄っていて薄くなっているので、それほど気にはならない。若干の細かい違いはあるとはいえ、シャープペンシルとしての違いは見た目以外にはほぼない。

ところで、改めてシャープペンシルの使いやすさを比較してみた。

下の写真は、左から、

パイロット ドクターグリップ0.5

ぺんてる 万年CILケリー0.5

パイロット S3 0.5

プラチナ プレスマン0.9

ぺんてる SMASH0.7

ぺんてる グラフ1000 0.7

三菱鉛筆 Hi-uni

三菱鉛筆 9852。

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鉛筆はさておき、左から使いやすいと思う順番に並べた。

一日使ってみて、ドクターグリップは定評があるだけのことはあるなと思う。一見太いグリップだが、見た目ほどの太さは感じない。また、グリップ形状がよくできていて、よく手にフィットする。

キャップ式の万年CILケリーは若干密度感があるのだが、筆記感はすごくいい。価格の割に質感もよく、おすすめだ。ただし、金属の材質は思ったよりも薄く、強い衝撃を与えると割と簡単に凹むようだ。

ほぼ同点あるいは総合的にみると2位と言っていいのはS3。記憶にある限り、DRAFIX(ゼブラ)とSMASHが学生時代に一番よく使ったシャーペンだけど、次に並ぶのがS3だ。このペンは非常によくできている。クリップも小さく手に干渉しにくい。その金属式のクリップは取り外すこともできる。取り外した際もペンに小さなポッチがあるためコロコロ転がることはない。長さ、形、重量、重量バランス、設計の細やかさ、価格、耐久性すべてにおいて作り手のこだわりがヒシヒシと伝わってくる。無駄な装飾やギミックもなく、シンプルイズベスト。モノはこだわればこだわるほどシンプルになるし、丈夫になる。シンプルかつ丈夫な道具に悪いものはないと思っている。

次はプレスマン。これは何というか他のシャープペンシルとは性質が違いすぎるが、いい。グリップがDRAFIXに似ているので親近感もある。なめらかな0.9mmの芯がバネで保持されているため強く書くと中に引っ込むギミックはシンプルだが実用性が高い。これまた安く、道具として素晴らしい。

SMASHは若干細めのシャープペンシル。グリップ感は抜群だ。重量バランスや耐久性が非常に高く、剛性も高い。道具として完璧に完成している。

GRAPH1000は芯の太さ違いや限定モデルなど、この中では最もたくさん買ったシャープペンシル。デザインや作りが非常によく、SMASHよりもスマートでデザイン的にはこっちのほうが好きだ。クリップも最も手に干渉しにくく、ペンを回転させてもほぼ手に当たらない。ただし、グリップのゴム配列が自分の手にはあまりしっくりこないので、長時間使う気にならないのが残念な点だ。ネットなどでは非常に評価が高いので、その良さはみんなが気付いているんだと思う。いつかGRAPH1000が手に合う日が来るといいなぁと思っている。

 

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