「コンビニ人間」を読んだ。
コンビニで働いたことはないけど、客としてはかなりの頻度で利用しているので、店員という立場の描写もかなりよく理解できた。あぁ、あるあるって感じ。
他人と違ったり、合わせられないときに感じる孤立感もわかる。
自分もどちらかというと群れたり、馴れ合ったりするのが苦手だ。しかし、そうじゃない人も割も無理してるんじゃないかと思ったりすることはある。いろんな価値観がある。自分にとって居心地のいい価値観を取捨選択しながらみんな生きている。居心地のいい部分が、みんなと近いかどうかが普通の基準なのかもしれない。普通に生きるってのは、そういった基準のズレのようなものを認識し、自己が破綻しない程度に居場所を修正していくことなのかもなぁ。
- 作者: 村田沙耶香
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/07/27
- メディア: 単行本
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