ジェットストリームに代表されるなめらか油性ボールペン(新油性ボールペンと言ったりする)は確かに素晴らしい。最初に使ったときは正直「!」ってなった。しかし、滑らかすぎるのはちょっと疲れるかなと感じ始め、万年筆やゲルボールペンを使うようになってきている。
先日、ZOOM707を購入し、久しぶりに昔ながらのいわゆる旧油性ボールペンを使ってみたら、意外といいと感じた。色は薄めだけど、滑らかなのに滑りすぎないから書きやすいのだ。
少し前からちょっと気になる油性ボールペンがあった。パイロットのオプトという油性ボールペンだ。
デザインが豊富で200円の割に高級感がある。口金は金属で低重心で程よい重量感がある。ラバーグリップはドクターグリップのような柔らかいタイプではないが、グリップ力は高い。ドクターグリップのようにねっとりしていないので、こっちの方が好みの人もいるんじゃないだろうか。
ドクターグリップとの比較。オプトの方が若干細めに見えるが、グリップ部分の太さはほぼ同じくらい。長さはオプトの方が長い。重量は持った感じドクターグリップの方が重く感じるのだが、実際はオプトが19グラムでドクターグリップが17.8グラムだ。
重心の位置はドクターグリップはラバーグリップの上端くらいにあるが、オプトもペン先からの距離で言えばドクターグリップとほぼ同じくらいの位置に重心がある。オプトはラバーグリップが短いので、ずいぶん上に位置しているように思えるが、手に取るとむしろドクターグリップよりも低重心に感じる。
もう一つの大きな特徴がコイルバネ式のクリップで、メーカーのウェブサイトによると10万回の耐久性があるらしい。
筆跡はこんな感じ。アクロインキのドクターグリップが筆跡ははっきりしている。オプトはいわゆる昔ながらの油性ボールペンの筆跡だ。
(こうやって客観的に自分の字を見ると、汚いのはわかってるんだけど、デタラメな字なりに再現性があるんだなぁと、我がことながら感心する。(;´・ω・))
ただ、オプトの筆記感は決して悪くない。
リフィルは長く、インクがたっぷり入っている。
どうやら限定軸が発売されることもあるらしい。
このボールペンはめちゃくちゃコストパフォーマンスが高い。
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ちなみに、トンボのBR-VSが紀伊国屋にあるのを発見したのでとりあえず2本確保してきた。バスセンターで降りて、エレベーターで6Fに上るとすぐ目の前にリフィルの棚があって、そこにあった。