万年筆の欠点のひとつとして、長時間蓋を外したままにすると乾いて書けなくなるという点が挙げられる。比較的早いものだと、数分でインクが出にくくなる。出にくくなったとしても数分程度なら、ペン先を紙に数回押し付けたりするうちに書けるようになる。
ここ数日、M400を使っていて、ペン先が乾きにくいことに気が付いた。10分程度でも問題なく書き始めることができる。ペンの性質なのか、インクの性質なのかはよくわか
らないが、M400にペリカン純正ロイヤルブルーの組み合わせ。
ところで、最近のつくしペンケースの中身。
左から、
<左側>
エアプレス
サファリEF
プレスマン
マルチ8
SLENDY+(消しゴム)
OLFA CUTTER SILVER
<右側>
プレラF
プロフィット21改
キャップレスF
M400EF
アイオンM
コクーンM
つくしペンケースはだいぶ布のコシが取れて、柔らかくなってきた。収納力がある割にすっきりと持ち運びやすいので気に入っている。
基本的には万年筆メインで、黒のボールペン、シャープペンシル、色関係はマルチ8のみで最近は多色ボールペンは使っていない。
通常筆記するときはサファリのEFが多い。国産のMとかM400のEFもだいたい同じくらいの太さだ。手帳に書き込んだり、小さな文字を書くのには適さないが、通常筆記だと一番使いやすい太さだと思う。ノートなどに細かい字を書く場合には、国産のFあたりが適してくる。下の写真だとプレラのF、プロフィット21(改と書いてあるのは、ペンクリニックで細くしてもらっているので何と言っていいかわからないからだ。国産Fから中細くらいの太さだと思う)、キャップレスFあたりがそうだ。手帳などに細かい字を書いたり、小さい文字で書類を筆記する必要がある場合には国産のEFあたりが適している。耐水性が必要な場合にはセーラーのデスクペンに極黒を入れたものを使っている。
そうこうしているうちに万年筆を放置して14分が経過した。その結果がこちら。
特に何もせずに淡々と書いた結果だ。
コクーンのMも健闘しているがひと文字目からスムーズに書けていない。M400は若干線が細くなっているがひと文字目からちゃんと筆記できている。このくらい乾きにくければ使用中ならいちいちキャップを開け閉めする必要はない。