片岡義男の「文房具を買いに」に変わった形のステープラーが掲載されています。
ステープラーは仕事では時々使いますが、自宅ではほとんど使うことがありません。ただ、まったく使わないかというとそんなことはなく、手元にあるほうが便利であることは間違いありません。
紙を閉じる手段はステープラーをはじめ、ダブルクリップ、ゼムクリップ、ガチャックなど、いくつか定番の方法があります。その中で最も確実で安価なのはステープラーだと思います。しかも、一度買ってしまえば10年以上は買い替えることがないでしょう。
ところで、海外の展示会で名刺交換をした際、もらった名刺をノートにステープラーで固定し、メモを取り始める人がいました。想像もしない使い方にちょっと驚きました。しかし、考えようによってはすごく合理的な方法なのかもしれません。あの光景を見て、ステープラーの可能性が広がったような気がしました。
自宅で使っていたステープラーをどこかに無くしてしまい、何かいいものはないかと探していました。売れ筋の、軽い力で何十枚も綴じれるという機種が各社から出ています。仕事で使うなら実用重視のものがいいですが、自宅で使うステープラーにはそれほど実用性を求めなくてもいいと思います。
文房具店ではなく、雑貨屋などで時々見かけるのがBONOXのステープラーです。「文房具を買いに」の写真とは作りがちょっと違いますが結構似ています。調べてみると、いろんなメーカーが似たようなバリエーションのものを出しています。本と違うのは、固定軸の固定方法がカシメかEリングかといったところで、他はかなり近いと言えます。
実際に使ってみると、性能的にはせいぜい10枚以下といったところです。曲げた部分がフラットになるわけでもありません。今時の軽い力で30枚といったものに比べると性能はかなり劣ります。
ただ、机の上に出しっぱなしにしておいても楽しい形です。時々、数枚の紙をパチっと綴じる程度ならこれで十分でしょう。
塗装が剥がれることで、味が出てくるかなと思い、あえて塗装をしている白を選びました。
今、調べて分かったのですが、この本、単行本はもう発売されていないのですね。
- 作者: 片岡義男
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/05/25
- メディア: 文庫
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