これはただの計算ネタです。
先日、「クルガダイブの芯繰出量調整機構の挙動」というブログで、クルトガダイブは440画で芯を0.4 mm消費すると想定していると書きました。
今日、YouTubeで「有隣堂の世界」を見ていたら、このようなデータが出てきました。
「シャープペンシルの芯は1 mmで5 m筆記できる」というものです。
このデータを使うと、芯0.4 mmで2 mの筆記が可能ということになります。ということは、200 cm / 440画より、一画あたりの平均筆記長さが計算できます。実際に計算してみると、約4.5 mmとなりました。
続いて、この結果の妥当性を検証してみます。
クルトガダイブの対象者が学生だとし、7 mm罫のノートを使っていると想定します。4.5 mmは7 mmの約64 %に相当します。つまり、一画の平均長さが罫線幅の64 %程度と見ることができるということです。
もう少し具体的に検証してみましょう。
三省堂国語辞典第8版をランダムに開いて、最初に出てくる言葉をピックアップしてみます。ただし、見出し語の一文字目ということにします。
「抱」
さて、この文字をフォトショップで書いて、スケールツールで長さを測ってみます。そうすると、トータル889となりました。7 mm罫線にバランスよく配置すると200が7 mmくらいかなと判断し、889をmmに換算すると31 mmとなりました。これを画数の8で割ると3.9 mmとなりました。平均一画長さ4.5 mmとそれほど大きくかけ離れていません。
一般的な文章にはもっと画数が多い漢字もありますし、文章となるとひらがなの割合の方がむしろ多いことを考えると「抱」という漢字の雰囲気から言って3.9 mmというのは割といい線行っているのではないかと感じました。
というわけで、平均的に学生がノートに文字を書くときの一画の平均長さはおおよそ4.5 mmである、と言っても割と大外れじゃない気はします。
本当は実例をサンプリングして、実際に長さを測ってみるなどの調査が必要だと思います。