fx-5800Pでレイノルズ数を計算してみた

fx-5800Pでレイノルズ数を計算するプログラムを作ってみました。

レイノルズ数は公式自体は簡単です。

下の写真の式7-35です。

分子は流体の速度と流体中に置かれば物体の代表長さですが、分母が動粘度です。動粘度は圧力と温度で変化するので、いちいちデータを参照する必要があります。今回のプログラムはこの表を参照する手間を省くものです。

今回のプログラムは流体として空気を想定しています。

まず初めにプログラムの挙動を示します。


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温度と気圧は一覧から選べるようにしました。

プログラムはちょっと長くなってしまいました。

このような書き方がいいのかどうかはよくわかりませんが、結果は正しく得られるようです。

 

今回はたまたまレイノルズ数を例に取り上げましたが、基本的にはどんな公式でも同じように計算できます。

この部分ではキー入力があるまでループをグルグル回して待機させています。

このテクニックは結構使えると思います。ループを作らないと一瞬にして消えるので、事実上、入力が不可能になります。

押されたキー番号に応じて、圧力の変数Pに数値を入力しています。

この辺りは圧力の時と同じです。

SPEEDよりもVELOCITYの方がそれっぽかったかもしれません。後で書き直しました。

圧力値に応じて1から4のプログラムに飛ばしています。

条件に応じた数値を変数に代入します。最後はプログラム5に飛ばしています。

(このブログを書いた後、ここに「Cls」を加えて、計算結果の表示の時に入力値が画面上に残らないように改良しました。)

桁を指示して、レイノルズ数を実際に計算します。

実はこのプログラムは指示された数以外のキーを押してもエラーが出ません。予想外のキー入力が入った場合の処理を追加してもいいかもしれません。

ただ、自分が使うプログラムですし、あまり余計なコードを入れると容量を圧迫するので、割り切るのも手です。

ちなみに、指定以外のキーを受け付けなくするコードを書いてみました。入力部分の抜粋です。効率のいい書き方かどうかはわかりませんが、ちゃんと機能はします。

ここのElseの後の改行は不必要です。

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