ザ・ドクターグリップ(オリーブ)

昨日発売のザ・ドクターグリップを買ってきました。色はオリーブです。

全体的な形は旧型のドクターグリップに似ていますが、細部がだいぶ異なります。

写真ではちょっと再現ができていない感じもありますが、メタリックな塗装になっています。

口金は落ち着いた艶消しの塗装になっています。また、グリップの端面が旧型のズバッと切ったような感じになっていなくて、丸みを帯びた形状になっています。

最大の特徴はフレフレ機能をロックできるところでしょう。軸とグリップの継ぎ目が回転するようになっていますが、小気味よくロックします。ロックを解除すると、バネの力によりスルッと元の位置に戻ります。回転は非常にスムーズで高級感があります。隙間やガタつきもほとんどなくメカニカルな作り込みがすばらしいです。

ノック部分のキャップも艶消しになっています。

旧型のドクターグリップにはクリップがなくて、紐を通せるような穴が空いた部品になっていますが、その突起が小さめです。

旧型のドクターグリップと比較してみましょう。下の写真は上が30周年限定カラーのドクターグリップです。

基本的な形はよく似ていますが、トータルでは全然違う印象を受けます。ザ・ドクターグリップはちょっと大人っぽい雰囲気です。

最近のトレンドである静音機能も実装していて、ノックやフレフレ音はかなり静かです。ドクターグリップのフレフレ音は静かな場所で使うにはちょっと気になるレベルですが、ザ・ドクターグリップのフレフレ音はかろうじて許せるレベルの音ではないかと思います。

重量は23グラムで、旧型よりも1グラムほど軽いです。ちなみに、Gスペックのフルブラックの重量が20.2グラムですので、Gスペックよりも重たいことになります。

旧型のドクターグリップはクリップがないのでペンを回転させても邪魔にならず、程よい重量感や太さが書きやすいと思っています。フレフレ機能が実装されているので、芯を出すのも楽です。しかしながら、若干野暮ったい印象があると感じていました。

「深化」したドクターグリップを旧型をベースに開発したのは正解だったと思います。初代ドクターグリップが発売されたのは1992年ですが、ロングセラー商品を磨きに磨いたオーラを感じます。ドクターグリップは初代ですでに完成形だと思いますが、まさに「深化」というにふさわしい完成度だと思います。

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今日の写真はK-7+DA35MacroLimitedで撮影しました。

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