iPhone 14 Proのカメラにカバーは本当に必要なのか

iPhone 14 Proのカメラのレンズにはカバーが実装されています。つまり、レンズレンズと言っている部分はレンズそのものではなく、カバーです。仕様書のところに「サファイアクリスタル製レンズカバー」と書いているので、いわゆるサファイアガラスなんだと思います。

調べてみると、iPhone 7のレンズカバーやホームボタンもサファイアガラスというふうに書いてある記事がありました。そこでiPhone 14 Proのカメラ並みに露出しているホームボタンを観察してみることにしました。

DA35 Macro Limitedで等倍撮影した結果が下の写真です。

ホームボタンの周りはガラスフィルムの樹脂部品部分です。

4年近く使用していて、何度も地面に落下しています。手荒に扱っているわけではありませんが、特別、大切に扱っているというわけでもありません。

樹脂部分には目視でもわかるくらい小傷だらけです。ホームボタンのエッジ部分には欠けのようなものも多数見あたります。

一方、ホームボタンは、目視でもルーペで拡大観察しても、写真で拡大して確認しても傷らしい傷がひとつも見当たりません。この結果から推測すると、iPhone 14 Proのサファイアクリスタル製レンズカバーがiPhone 7のホームボタンと同様の材質であれば普通の使い方ではまず傷がつくことはないんじゃないかと思います。

ただし、光学部品なのでコーティングされているとコーティングの方が先に傷が入ってしまいますが、カバー性能を重視するならコーティングなしか、コーティングしたとしても内部の片面だけにしている可能性もあります。

あと、傷が入ったとしても写真に写り込む場所は限られていますし、相当深い傷で、絞り込んで撮影しない限り実際はほぼ写らないんじゃないかと思います。

以上から、実質的にカバーは必要ないのかもしれません。

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