iCloud+ 2TBプランを契約した話

写真データの保存先として、10年ほどFlickrというサービスを使っています。昔からの会員だと無限に写真データを保存できる特典があります。純正のアップローダーがフォルダを監視して、新しい写真が見つかるたびに全て自動でアップロードしてくれるので便利です。

書類関係はNASや外付けHDDに保存しています。また、DropboxやEvernoteなども少し前まで利用していました。

データを一元管理したくて去年の年末にiCloud+の2TBプランを契約しました。

もう2度と使わないし、失っても構わないというデータはNASに塩漬けしましたが、現在、iCloud上に約400GBのデータが存在します。ちなみに、写真は4万枚、動画が3500本ほど保存されていて、iCloud上でのデータ容量は173GBです。

そのほとんどが写真と書類ですが、MacBook Air上では写真が17GB、書類が70GBくらいしか占有していません。写真データはローカル上で1/10くらいの容量になっていることになります。

なぜこのような感じになるかというと、使わないローカルファイルのデータ部分をMacが自動で削除するからです。ローカル上からデータは削除しますが、写真のサムネールやファイル自体はFinderや写真アプリで見えるので、どこにどのファイルが存在するのかは常に確認できます。つまり、Finderにあるのは目次のようなものです。本体のデータがクラウドのみにあるファイルは下のように雲マークが表示されます。

(ファイルはRのサンプルファイルです)

このようなファイルを開くとクラウドからデータをダウンロードするので、少し時間がかかります。一旦ダウンロードするとしばらくローカルにデータが残りますが、手動でデータ本体を削除することもできます

どのくらいローカルに残すかは利便性との兼ね合いで選べばいいと思いますが、よほど大きなファイルを一時的に扱う場合を除けば、普段は放っておいてもいいと思います。

写真は写真アプリが適当に容量を調整するのでマニュアルでコントロールできません。

私のMacBook Airのストレージは512GBですが、現在の状態はこんな感じです。

400GBのファイルを操作できる環境にあるにも関わらず、ローカルストレージは250GBくらいしか消費していません。書類はマニュアルでデータ削除できるのでほとんどゼロにすることも操作上は可能です。

iPhone(ストレージ32GB)上では写真データは2.85GBなので、ストレージ容量に応じてどのくらいのデータをローカルに残すか、OSが判断しているんだと思います。

使い方にもよりますが、iCloudを併用すれば大容量の内部ストレージは必要ありません。

 

年末年始にかけて、Flickrや様々な外部ストレージに分散していたデータを全てiCloudに移行したわけですが、かなり気持ち的にスッキリしました。また、どこにいても全てのデータにアクセスできるという利便性も獲得できました。

と、書きたいところですが、先ほども書いたように、私のiPhoneはストレージが32GBしかなく、メモアプリや純正地図アプリなども削除していて、ほとんどスマホとしての用をなしていません・・・

 

Flickrは年末に年間プランを更新したばかりなので、あと1年は使いますが、データを全てダウンロードして解約しようと思っています。

こんな感じでデータはダウンロード可能です。

ちなみに、先月引き落とされたFlickrの年間使用料が79.99ドルでした。今現在のレートで10,458.69 円です。iCloud+ 2TBの使用料は月に1300円なので、年間15,600円です。

iCloud+ 2TBを活用することで、Flickrが必要ない、外部ストレージを準備する必要がない、外部ストレージの電気代が必要ないなどの金銭的メリットがあります。さらに、データを失う危険性がほとんどない、どこでもデータを参照できるなどの利便性を考えれば差額を払う価値は十分にあると思います。

もちろん、所有するデータが2TB以上になる場合には別のことを考えなくてはいけなくなりますが。

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