今日はプラチナ キュリダスの発売日

一カ月ほど発売日が遅れていましたが、いよいよ今日が発売日です。先行販売以外の販売店でも購入できます。SNSなどを見ると、昨日くらいから徐々に販売が始まっているようです。

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私は先行販売でEFを手に入れて、使っています。アーバングリーンにしましたが、今も気に入っています。センチュリー3774も、ローレルグリーンという濃い目の緑です。

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一見黒に見えなくもないですが、ほんのり緑です。緑といってもいろんな緑があると思いますが、プラチナの緑は普段使う道具として違和感のない緑です。また、緑の文房具は使っていて落ち着きます。

EFは線幅が細く、カリカリしています。変な引っかかりなどは全くありません。他の線幅も一通り試しましたが、キュリダスのニブの出来はかなりいいです。使用中にニブを出したまま放置しても数分程度ならペン先は乾きにくいです。

今のところ、不具合らしい不具合もなく、普段使いしやすいスチール万年筆としての完成度は高いと思います。

ノックの量が多すぎるとか、収納時のペン自体のサイズがでかいとかというのはありますが、実際的にそれかまデメリットになることはないでしょう。少なくともねじ式のキャップよりも楽です。ペン自体の大きさは持ち運ぶスタイルやペンケースのサイズで判断すればいいと思います。私の使っているペンケースはそれほど大型ではないですが問題なく入ります。

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手帳やメモなど、普段使いするならEFが便利でしょう。ただ、ノートや勉強ならFもありです。メモやアイディア出し、宛名書きなどは、Mがいいと思います。特にMの滑らかさはなかなかの気持ちよさでした。

あぁ、街で見かけたら買ってしまいそう、、

 

 

 

プラチナ万年筆 万年筆 キュリダス アビスブルー 中字 PKN-7000#50-3
 

 



 

サラサグランド(新型) ビンテージカラーはゲルバージョン ブレンなのか?

サラサグランドが改良されて新型として発売されました。

サラサグランドは1000円という価格にも関わらず高級感があり、以前から欲しいと思っていたので、この機会に買ってみました。

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新しいサラサグランドは、金色のクリップにマットな塗装が施されており、高級感があります。インクは全てビンテージカラーとなり、それに合わせて軸のカラーも11種類のビンテージカラーとなっています。

私は普段、青系のインクをメインで使うので無難にブルーブラックのインクが入った、ダークブルーにしました。

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リフィルはJF-05芯なので、普通のサラサのインクと同じです。

重量は24.5グラムでズッシリとしています。比較的低重心で、軸の真ん中のロゴの辺りが重心となっています。マット塗装は比較的滑りやすいのですが、グリップ感はそれほど気になりません。個人差はあるかもしれませんが、普通です。

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サラサグランドでちょっと気になるのはこのクリップのでっぱり。何も考えずにノックしようとすると干渉します。ただ、致命的に問題かというとそんなことはなくて、そういうものだという認識があれば、手の感覚で普通にノックできます。

さて!

実は新型のサラサグランドで一番気になってたのは、ペン先のグラつきへの対策です。発売前から、ペン先がぐらつかないように改良されているという噂がありました。そうか、、ゼブラといえばブレンのメーカー。ブレンのダイレクトキャッチが実装されている可能性は十分にあります。

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ちょっと見えにくいですが、ペン先の内側に白い樹脂が見えます。

これはブレンのダイレクトキャッチに似た部品ではないかと思います。

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実際書いてみると、その効果を感じます。ブレンほど静音ではないですが、金属軸ボールペンにありがちなカチカチ感はほとんどありません。ブレンほどじゃないのは軸が金属だからだと思います。

以前も書きましたが、ブレンは決してペン先が動かないというわけではありません。内部に芯を受ける樹脂部品があり、芯の先の金属部品が口金にダイレクトに当たるのを防いでいます。芯をつまんで動かして、ペン先の様子を観察すればどういうことかよくわかると思います。

ルーペで観察すると、多く動く方向とそうじゃない方向があります。多く動く方に無理やり動かすと、部品が動いたかなという感触があります。無理やり動かして部品が偏ると、カチカチが出てきたりします。

ただし、総じて使用感は良好です。

最後に、サラサの軸には単色のジェットストリームのリフィルが無改造で入ります。ジェットストリームのリフィルを入れたら、ジェットストリーム版のブレンが出来あがりました。

ブレンのエマルジョンインクはダマができやすく感じることがあります。ジェットストリームの0.5を入れると、かなりいい油性ボールペンとなります。

とはいえ、デフォルトのインクも書きやすいですし、ビンテージカラーがおしゃれなので、そのまま使うのもいいかと思います。

 

 

 

能率手帳小型版にZEBRA SL-F1がぴったりだった

今年の手帳は能率手帳の小型版です。小さかったら普及版に乗り換えようと思いながら使い始めましたが、2ヶ月半使ってみて、これで十分だということがわかりました。

ペンに関しては付けてみたり、外してみたりしてましたが、ふと、、そういえばSL-F1があったと思い出して、取り付けてみました。

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SL-F1はクリップが強目で、強く固定できます。何よりいいのはペンの先が飛び出ない点です。

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ZOOM707は飛び出すんですよね。

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SL-F1のもうひとつのメリットは、定価が税込330円と安い点です。これなら無くしても諦めがつきやすいです。ちなみにリフィルはゼブラの4Cなので、シャーボ用のが使えます。

 

ゼブラ 油性ボールペン SL-F1 ST ネイビー BA115-NV

ゼブラ 油性ボールペン SL-F1 ST ネイビー BA115-NV

  • 発売日: 2017/10/25
  • メディア: オフィス用品
 

 

 

キュリダスのレビュー

YouTubeにキュリダスの新しいレビューがあったので、紹介します。


Platinum Curidas Review - Vanishing Point Killer?

パイロットのキャップレスなどと比較しつつ、サイズやメカニズムなども解説しています。

キャップレスの存在を脅かすものではないが、半額という点を考えると、評価できるという結論。

自分も同じように思っていて、万年筆としてどっちがいいかというと、書き心地やモノとしての所有感などはキャップレスの方がいい。キャップレスの18金ニブは二倍の価格を出してまでも手に入れる価値があると個人的には思っている。

しかしながら、キュリダスには安くてポップな魅力がある。また、古典インクであるプラチナのブルーブラックを気軽に使えるという強みもある。個人的にはEFという細さが魅力で、手帳を含めた普段使いの万年筆として気軽に使える。

ちゃんと作ったものであれば、高ければ高いなりの良さがある。しかし、モノというのは不思議で、逆にその価格の高さが心理的な障壁となる場合がある。安くていいものを使っているという愛着にもそれはそれなりの魅力があるものだ。キュリダスはちょうどいいラインを攻めている。これが2000円でそれなりの性能だったら、もっと見方が変わると思う。

 ペンなんて書ければいいというならば5本100円のボールペンでも問題がない。書くことは指を使って脳で考えたことを出力するという特殊で身体的な行為である。道具から指へのフィードバックがすごく増幅される。ちょっとした心理的な動きもそれに影響を与える。それらはすべて個人的な経験や価値観によって変わってくるし、使う場面によっても正解は変わってくる。また、その正解も個人によって違っていい。5本100円のボールペンが間違いで、1本10万円の万年筆が正解という単純な問題ではない。そんなのどうだっていいというのもまた正解のひとつだったっていいわけだ。

プラチナ万年筆 万年筆 キュリダス アビスブルー 中字 PKN-7000#50-3
 

 

ブレン3C

ブレないボールペン「ブレン」の多色ボールペン「ブレン3C」がそろそろ発売になります。ハンズで先行販売していたので、買ってきました。

ボール径は0.7と0.5がありますが、0.5を買ってきました。

ペンの色は5色展開ですが、淡い色のラバーグリップは汚れやすいので、色は黒にしました。

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ペン先は金属になっていますが、全体のフォルムは単色ブレンにそっくりです。

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ブレンの重量は12.3グラムですが、ブレン3Cは12.1グラムで、わずかながら単色ブレンよりも軽いです。

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ノック部は黒が大きく、赤、青が小さいです。ノック部分はエラストマー素材(ゴムみたいな素材)になっています。ひっかけて滑らせるというより、摩擦力で滑らせるイメージです。最初はちょっと違和感がありますが、慣れると使いやすく感じます。

クリップ部分は大きく改善しました。

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単色ブレンはクリップ部分がノック部分と連結しているため、ガタがあり、紙などに挟んでもスッカスカでクリップとして機能しない場合があります。

機能的なデザインとしてはダメですね。わたしなら試作品を作ったときに、こりゃダメだと判断すると思います。射出成型品の場合、抜き勾配といって金型の抜き方向に数度の勾配をつけ、成型品が抜けやすいようにするのが普通です。この抜き勾配が時々悪さをすることがあります。図面上や3Dプリンタで作るといい感じだったとしても、抜き勾配のせいで思わぬガタつきが出てしまうことがあるんですね。ブレンの場合、部品のガタを考慮していないため、ガタついちゃいけない部分がガタついてしまっているパターンかもしれません。

多色ブレンのクリップは固定されているので、コピー用紙1枚から挟むことができます。まぁ、クリップとしてまっとうな設計はこっちです。

リフィルはSNC-0.5芯、SNC-0.7芯というもので、ブレンの専用リフィルです。単色リフィルより細いタイプです。

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ペン先の金属部品は回すと空回りします。ん?と思い、中を観察してみたらこんな感じになっていました。

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ペン先までつるんとしていてかなりの光沢があります。内側の金型の仕上げはほとんど鏡面に近い状態じゃないですかね。また、段差がないように見えます。金属部品は樹脂にはまっているだけじゃないかと思いますが、どうなんでしょうか。分解すればすぐにわかるとは思うんですが、壊して元に戻らなかったら嫌なので、分解するのは今はやめておきます。

ブレン3Cですが、筆記時にはペンを振ってもほとんどカチャカチャ音がしません。ペン先の安定感はブレンそのものです。ペン先が動かないわけではないですが、カチャつきや筆記時のブレ感はほぼ皆無です。

多色ボールペンとしてはかなりのレベルの完成度だと思います。

個人的には、ブレンのデザインじゃなくてもいいので、4+1で作ってほしいところ。また、高級軸も欲しいです。

 

ゼブラ 3色ボールペン ブレン3C 0.7mm ピンク B3A88-P

ゼブラ 3色ボールペン ブレン3C 0.7mm ピンク B3A88-P

  • 発売日: 2020/03/14
  • メディア: オフィス用品
 

 

 

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