からっぽペンを愛しすぎた男

からっぽペンが使いやすくてハマってます。

今日は手持ちのマーカー系の水性ペンを書き比べてみます。

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下から2番目のボールぺんてるはボールで筆記するタイプなのでマーカー系ではないですが、樹脂ボールで筆記感が柔らかめということで今回エントリーしました。

上から

  • 呉竹 からっぽペン
  • ぺんてる プラマン
  • ぺんてる トラディオプラマン
  • トンボ プレイカラー2
  • 三菱 エモット
  • ぺんてる ボールぺんてる
  • ぺんてる サインペン

早速、筆跡を比べてみましょう。

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樹脂チップという意味で原理的に一番近いのはプレイカラー2やプラマン、トラディオプラマだと思います。プレイカラー2は一本で細書きと太書きができますが、今回のは細書きの方です。太書きの方はまだ濃くかけますが、細書きの方は最近ちょっと筆圧強めにしないと掠れます。

一般筆記に使うならからっぽペン、プラマン、トラディオプラマン、エモットがいいですね。ボールぺんてるは若干クセがあります。

水性マーカー系のペンは丸付けペンとして昔からよく使ってきました。スムーズによく書けるのでいいんですが、欠点があります。

  1. 書いているうちに線が太くなってくる
  2. インクがいつなくなったかわかりにくい

特に2がイヤです。この手のペンは少しずつ色が薄くなってきて、最後は掠れがちになりますが、ゆっくり書いたりすれば書けたりするので捨てどきの見極めが難しいです。貧乏性ってわけではないんですが、田舎に住んでいたので昔は今ほど文房具が手軽に手に入る環境ではなかったので、できるだけ大切に最後まで使い切ろうという思いが強かったように思います。

からっぽペンは書き心地や線の太さが雑記にちょうどよく、また、詰めたインクの量がわかっているのでインク残量の判定も重量を計測することでできます。何よりからっぽのストックがあると思うと、いつなくなっても困りませんし、最悪、綿芯を引き抜いて、インクを吸わせればいいという気軽さもあります。インクの減り方も十分実用的のようです。

インクを選べるので筆記線の色も綺麗です。

次は色彩雫の月夜やうさぎやの瀬戸内マリンブルーなんかを詰めてみようかと考えています。

呉竹 ペン容器 からっぽペン ほそ芯 5本セット ECF160-451

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  • 発売日: 2020/08/31
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からっぽペン ほそ芯

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からっぽペンは再吸引可能!・・・だけど

からっぽペンは使い切りタイプらしいですが、尾栓を爪でこじ開けたら割と簡単に外れました。

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綿芯はペン先に刺さっているのですぐには出てきませんが、トントンと叩くと出てきました。まだインクがたっぷり染み込んでいて、しっとりしています。

しかし、再びインク瓶へ投入!さらに反対側からもたっぷりとインクを吸引!

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8.68グラムほどだったペンが8.84グラムになりました。

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ただ、ペンの中はインクで汚れるは、先端側にインクが溜まっているはで、ペンが小汚くなってしまいました。ただ、再吸引の作業はやろうと思えば可能ですね。

ちなみに、先端が少しインクで汚れているのは、ペン先から吸引ができないか試したからです。短時間しか試していませんが、短時間ではペン先からは全く吸引できませんでした。

からっぽペン ほそ芯

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からっぽペンを一日使ってみた

まず、書き心地は最高です。線は細くはないですが、ノートに書いたり、プリントに書き込みをしたりに使いやすい太さだと思います。

ざっくりとB5の大学ノートに書いたとき、3ページくらいで10ミリグラムほどインクが減ってました。2000ミリグラムほどインクが使えるとすると、200から5,600ページくらいは書ける計算になります。思ったよりも書けますね。あくまでも計算上ですが。

少し気になったのは、キャップがすぐに緩くなります。ポケットに入れて持ち歩いてたんですが、一度、外れてて焦りました。取り出すときに外れたのか、大惨事にはなってませんでした。

何度か再利用しようと思ってたのですが、キャップが先におかしくなりそうな気がします。

ちょっと訂正します!

キャップは少し緩めではありますが、私の閉め方が弱いだけでした。軽いクリック感のあと、さらに押し込むともう一段階深く固定されるようです。

ただ、先程の計算だと、おそらく毎日使っても少なくとも1ヶ月は使えるような気がします。そう考えると、年間10本ほどしか消費しないことになるので、使い捨てでもそんなにコストはかからないのかなと考えたりしています。

時々ペンの重さを測って経過観察してみようと思います。ちなみに今の重量は8.67グラム。

 

呉竹 ペン容器 からっぽペン ほそ芯 5本セット ECF160-451

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からっぽペン ほそ芯

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KURETAKE からっぽペン ほそ芯

使い切れない万年筆用のインクを使うのに良さそうだと思って、KURETAKEのからっぽペンを買ってきました。からっぽペンには筆ペンタイプもありますが、今回買ってきたのはいわゆるフェルトペンタイプのものです。

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空カートリッジが5本ついて880円でした。ネットだともう少し安く買えると思います。一本あたり176円です。インクなしでこの値段はちょっと高いです。

後ろの注意書きを見ると、純正の呉竹「ink-cafe 私のカラーインク作り体験セット」「ink-cafe おうちで楽しむ私のカラーインク作り」で作成したインクをご使用くださいとあります。それ以外のインクを使ったらインクが出なかったりするとのことです。

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まぁ、その辺は自己責任ということで気にせず行きます。

構成としては、軸とキャップ、綿芯、尾栓、丸ラベルがワンセットです。

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ペン先はこんな感じ。右側のはぺんてるのサインペンです。

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よく見ると、フェルトペンというよりペン先は樹脂チップのような感じです。

今回使うインクはパイロット 色彩雫の紺碧。このくらいの量になるとコンバーターで吸い上げにくくなります。購入してから数年経ちますので、吸えたとしても、流石に万年筆に入れるのは抵抗があります。かといって捨てるのはもったいないのでちょうどよかったです。

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早速、インクを吸わせてみましょう。

綿芯をそのままインク瓶に突っ込みます。綿芯の外側は樹脂のフィルムで覆われているので、手にインクが付くことはありません。

インクはグングン吸い込まれ、10秒強で8割ほど吸い込まれます。30秒弱でこのくらいになりました。

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説明書には8割程度インクを吸い上げるとありますが、ここは10割目指して吸わせます。

2分ほど放置するとこんな感じになりました。

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インクを吸う前のインク瓶の重量が253.62グラムで、吸い終わった後のインク瓶の重量が251.36グラムでしたので、合計2.26グラムのインクが吸われたことになります。

このようにインクが繊維に吸い込まれるのを、毛細管現象といいます。液体がモノに触れると組み合わせによっては液体によりモノが濡れます。液体の表面は丸まって球になろうとする力が働いています。例えばすごく細いストローのようなモノに液体に垂直に差し込んだ様子を考えると、液体は濡れ性によりストローに触れた部分は少し液面より高い位置になります。この形をメニスカスと言います。液体はこの状態から球になろうとして少し引き上げられます。メニスカスによる凹よりも凸の方が居心地がいいんですね。実際はバラバラにこのような現象が起きるわけではありませんが、凸になるとメニスカスが形成され凹になり、そうするとまた凸になり、、、を繰り返します。そうするとメニスカスがどんどん上に移動して、結果的に重力と釣り合うまで液体はストローの内部を上ることになります。

Wikipediaによると、液面の上昇高さhは次の式で表されます。

h = 2Tcosθ/ρgr

T 表面張力

θ 接触角

ρ 液体の密度

g 重力加速度

r 管の半径

インクで大切なのが表面張力や接触角であることが分かります。これらはインクに入れる界面活性剤の量や種類、グリセリンのような水溶性の物質の量で決まります。万年筆インクの配合のことはよく知りませんが、どのような色材をどのように配合するかが腕の見せ所なんだと思います。

パイロットのカートリッジの容量が約0.9 mlで、大容量コンバーターのCON-70が1.1 mlですから、インクの比重が大体1くらいだと仮定すると、カートリッジやCON-70の倍くらいのインクを吸わせることができたことになります。

綿芯をペンに入れて、尾栓を閉め、しばらくするとこんな感じになります。

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ラベルにインクで色をつけて尾栓に貼り付けておくと入れたインクの色がどんな色なのかがわかりやすくなります。

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筆記線はこんな感じです。

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サインペンよりもだいぶ細く書けます。万年筆の中字よりちょっと太いかなといった感じです。色が薄く出るというレビューも見かけますが、少なくとも紺碧の場合は万年筆で書くのと色の濃さは大差ありません。顔料系のものは分散している粒子の大きさや粒子の帯電具合によっては綿芯に顔料が残ってしまうのではないかと推測します。染料インクの場合、染料は水に溶解してますので、水に溶けたまま出てきます。

結構滑らかに書けます。フェルトペンというより、樹脂チップのペンです。色は万年筆で描いた時と遜色ありません。筆記感はかなり好みです。

インクを入れた後のペンはこんな感じです。

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シンプルなカラーペンといった感じで悪くありません。ちなみに、この状態で重量は8.73グラムです。計算上はペンの重量が6.48グラムになったら終わりです。実際は残留分があるでしょうから、そこまでは書けないと思いますが。

基本的にこのペンは使い捨てみたいです。

使い終わったら無理矢理こじ開けて、さらにインクを吸わせてみようとは思っています。ペン先は結構丈夫そうなので、インクさえ入れることができれば、何度か使えるのではないかと思います。尾栓に穴でも開けて、スポイトで追加するように改造してもいいような気がします。インクを入れた後はセロハンテープで塞げば問題ないのではないかと思います。捨てるくらいなら、色々いじってみようと思います。

からっぽペンにはカートリッジタイプもありますが、カートリッジタイプは筆ペンタイプしかないようです。

すごくいいペンだと思いますが、使い捨てなら一本30~50円、もしくはインクを複数回補充できるようにして欲しいところです。

呉竹 ペン容器 からっぽペン ほそ芯 5本セット ECF160-451

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