ドクターグリップ フルブラックのボールペンを買ってきました。

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ドクターグリップのボールペンはG Specと比較してみましょう。

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外形はほぼ同じですが、口金が金属になっていて、マットブラックの塗装が施されています。口金が金属になったことで重量が少し違います。

ブルブラック:19.7 g

Gスペック:18.0 g

グリップ部分を外して比較しみると、フルブラックが11.1 g、Gスペックが9.6 gでした。約1.5 g口金部分が重くなったことで低重心になっています。Gスペックはグリップと軸の境目くらいに重心がありますが、ブルブラックはグリップの上端付近に重心があります。感覚的には5 mmくらい低重心化したかなと思います。

私のGスペックは2005年12月4日に購入したものですが、若干口金にガタがあります。しかしながら、フルブラックのガタは最小限に抑えられていて、気になるガタつきはほぼありません。もちろん、ノック式なのでガタをゼロにするというのは現実的にはありえませんが、できるだけ隙間を小さくすることやリフィルの保持方法などがうまく組み合わされるとガタが気にならないようなものになります。

個人的にノック式で優秀だと感じているボールペンは、スタロジーの油性ボールペン、OHTOのGS01、ユニボールワンですが、それらに匹敵するくらいの精度で作られています。

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ノック式でダントツにガタ付きがないのはブレンですが、ノーマルだとちょっと軽すぎるのが気になります。unusプロダクトのジェットストリームアダプターを入れると割といいバランスになります。

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リフィルはパイロットの新油性インク アクロインキです。

フルブラックのシャープペンシルと組み合わせるとなかなかかっこいいです。

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鉛筆屋のシャープペンシル、ボールペンの寸法を推測してみる

北星鉛筆さんから発表された鉛筆屋のシャープペンシルと鉛筆屋のボールペンですが、Twitterの画像を見ると、大人の鉛筆よりも少し小さめに見えます。

この画像から鉛筆屋のシャープペンシル・ボールペンの寸法を推測してみます。

この画像、パースが付いているので、単純に計測できません。また、定規が写り込んでいるわけでもないので、手がかりを探る必要がありそうです。

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まず、鉛筆屋のシャープペンシルのシャープペンシルの芯は0.7です。JISによると0.7のシャープペンシルの呼び径は0.7 mmです。あたりまえだと思うかもしれませんが、実は0.3は0.35 mm、0.9は1.0 mmなんで、表示と実際の芯の太さは異なる場合があります。ここでは0.7は0.7 mmだったので、この寸法を元にノートの罫線の太さを推測すると6 mm罫であることがわかりました。

ペンの太さがと罫線の太さを比較してみます。仮に6 mm罫線だとすると、ペンの太さ(この場合、頂点間の距離を太さとします。その角度で写ってるので)は8.9 mmとなりました。7 mm罫線だとすると、10.4 mmと計算できます。大人の鉛筆の同じ箇所を計測するとおおよそ8.8 mmでした。とすると、罫線は6 mmでペンの太さは8.9 mmではなく8.8 mmと考えるのが素直な流れです。つまり、軸の太さは大人の鉛筆と同じです。

次にペンの長さですがこれは比較しやすそうなクリップの長さから推測することにします。

クリップの長さはおおよそ34 mmくらいになりました。ただ、遠近感を考慮すると40 mmほどとみてもいいといいかもしれません。また、全体の長さは4倍ない程度、つまり、3.5倍と見ると140 mm。なぜこういうふうに読むかというと、一般的なボールペンやシャープペンがそんな寸法なのです。で、なんかこんな寸法のあるぞ・・ってことで、一番サイズ感が似てるのはこれではないかと思います。

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スタロジーの油性ボールペンです。このボールペンは直径が10 mmなので、直径は少し細めではないかと思います。

あくまでもお遊びの推測なので、悪しからず。

ところで、鉛筆屋のシャープペンシル、ボールペンで注目すべき点を一つ挙げておきます。私は以前、大人の鉛筆の角が気になるということで先をカッターで削って使っています。

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赤軸は削っていません。

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実際に手に当たるわけではないので気にしなければいいのですが、ふと手に当たった時の尖った感触に違和感を感じることがあります。そこで上の写真のように角をカッターで削り飛ばしました。

これに似た加工が鉛筆屋のシャープペンシル、ボールペンでは施されています。口金が小さいから段差が目立ちすぎたってのもあるのかもしれませんが、これは消費者からの声を反映させて結果だそうです。

 

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スクープ 北星鉛筆の新商品が発表されました、なんと、鉛筆屋のボールペンとシャープペンシル!

愛用中の大人の鉛筆を製造販売している北星鉛筆さんから、なんと、鉛筆屋のボールペンと鉛筆屋のシャープペンシルが発表されました。

これは注目です。

ボールペンは1 mmでシャープペンシルは0.7というなかなかこだわった仕様です。

double Uというのが何を意味してるのか、興味深々です。

販売日などわかったらまた報告します。

 

ペンパス シャープタイプの芯を2Bにしたらめちゃくちゃいい感じになった

最近、趣味というか暇つぶしみたいな感じで公立高校入試問題を解いたり、YouTubeの数学の問題を解いたりしています。すると、時々、コンパスが欲しくなることがあります。

3年くらい前にレイメイのペンパス シャープタイプを紹介しました。実際使ってみると、筆跡が薄いことが不満でした。使用頻度が低いこともあり、今日まで深く考えずにデフォルトの芯をずっと使っていましたが、ふと、ひらめきました。

「芯を濃くすればいいだけでは?」

早速、手持ちの0.5で一番柔らかい2Bの芯を入れてみました。すると、これまではなんだったんだというくらい濃く気持ちのいい円を描くことができるようになりました。

習慣は時々見直してみないといけませんね。

こんな感じ。筆跡が文字と同じくらい濃いのがわかります。字が汚いのはご愛嬌です。

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この問題は下の動画の一番最後にちょろっと出てくる問題を解いたものです。多分合ってると思いますが、正解はわかりません。

www.youtube.com

ペンパスは新型が出ています。旧型はなぜかAmazonでは高くなっているので、よほどデザインが好きとかそういうのがない限りは新型でいいのではないかと思います。新型は使ったことがないのでなんとも言えませんが。

また、ペンパスは製図で使うような高精度な物ではありませんので、若干ガタ付きがあります。ちゃんと使えば図形問題の円を描くくらいならなんの問題もありません。

 

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ツチノコ プロユースよ永遠に. ----- PRO-USE03(MSD-1500A)

プロユースシリーズが171を残して全て廃番になると知って、0.3のMSD-1500Aを発注しました。私は0.3のシャープペンシルをあまり使わないので、買うつもりはありませんでしたが、廃盤になると知り、全芯径揃えておきたくなりました。

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下にリンクを貼っておきますが、楽天で買いました。使ったことのないショップだったので心配だったのですが、箱入りできれいな状態で届きました。この前までは全芯径在庫があったのですが、このブログの更新時点では0.3の在庫しかないようです。送料込みでも定価より安いので良心的だと思います。

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これで全芯径が揃いました。MSD-1500には0.9はありません。

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MSD-1500は少し短くて太めの製図用シャープペンシルです。見た目がちょっと個性的なので一般受けしなさそうですが、このシャープペンシルは本当に良くできています。

まずは細部を改めて観察してみましょう。

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グリップは製図用によくあるローレットではなくなだらかな凹凸です。はペン先にあるリングは芯径表示の機能を持っています。色で芯の太さもわかるので実用的です。シルバーに、ブルー、ブラウン、オレンジのリングというのはかっこいいです。

グリップの太さは約11.8 mmです。製図用としては太めですが、特別太いというわけでもありません。ドクターグリップの一番細い部分(約12 mm)より少し細いくらいです。

重心はグリップの上1 cmくらいのところで、比較的低重心です。

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ボディは単純な筒状ではなく、クリップの部分で一度くびれて、尻軸に向かって再び太くなっています。クリップは一枚の金属板を整形したものですが、安っぽさはなく、手に干渉しにくい形状になっています。

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キャップもかなり複雑な成型が施されています。芯径の視認性も高いです。

このペンを分解して感動したのは下の構造です。

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芯タンクが動くと内部で軸に当たってカチャカチャと音がします。MSD-1500は芯タンクの上部に金属部品を取り付けその外周にOリングを取り付けることで軸内部での遊びを最小限にし、当たったとしてもゴムが緩衝材として働くため、音の発生を最小限に抑えることができます。実際のところどうかというと、全く音がしません。ペンを強く振っても動いていると感じるのは予備として入っている芯だけです。芯タンク自体がガッチリ固定されて微動だにしない感じです。

振ってガタがないシャープペンシルが決して少ないわけではありません。ぺんてるのグラフ1000フォープロやスマッシュ、パイロットのS20などもしっかりと作ってあります。

MSD-1500もここまで凝らなくてもそんなんに音が気になるようなことはないのではないかと思いますが、偶然に頼ることなく、きっちりと作り込んでいます。

このように非常に高いレベルで作られたシャープペンシルの製造が中止されることがすごく残念です。

ツチノコ プロユースよ永遠に. 

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