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微小カプセルで抗がん剤届ける 膵臓がんの新たな治療に - 47NEWS(よんななニュース)

微小カプセルで抗がん剤届ける 膵臓がんの新たな治療に - 47NEWS(よんななニュース)

自分はこの片岡研究室のOBなんだけど、とうとうここまで来たかという思いだ。
マウスを使った実験での有効性は自分が研究室にいた頃からわかっていたが、臨床でのデータが揃いつつあるんだなぁ。

がん細胞には多くの血管が張り巡らされているのだが、突貫工事で作られるせいで、微小な穴が多く開いている。血液中にその穴だけを通るような大きさの薬物を内包する微小なカプセル(高分子ミセル)を投与すると、うまいことがんに薬物が集積する。その後、そのカプセルは細胞に取り込まれた後に崩壊するように設計してある。なぜそういうことができるかというと、がん細胞の内部のpHは通常細胞より低い、つまり、例えば酸性環境で崩壊するような高分子を設計してそれで高分子ミセルを作っておけば、がん細胞の中だけで薬物を放出することが可能となる。
抗癌剤を投与すると、がん細胞も死ぬが、正常細胞も死ぬ。人の命が尽きる前に、がん細胞を殺しきらなければならない。このような技術は正常細胞にできるだけ負担をかけずにがん細胞を死滅できるので、うまくいけば飛躍的に人体の負担が減るものと考えられる。
自分が知っているのはだいぶ古い情報なので、最近の高分子ミセルはもう少しいろんな設計がなされているのかもしれない。
今後の研究に期待したい。

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