シブすぎ技術に男泣き!

BOOK☆WALKERなるiPhoneアプリをダウンロードしてみた。どんなのあるのかなぁと見ていたら、シブすぎ技術に男泣き!という本が目についた。そういえば、本屋で見かけたことあるなぁと思い、何気なくポチッてみた。
自分は広島の中小企業でモノづくりをしている。最終学歴は博士(工学)なんだけど、モノづくりの世界にあこがれて、今の会社に就職した。
学生時代の専門は高分子合成だが、今ではそこで得た知識も使うし、機械の基礎設計もするし、試験機の製作もする、大学との共同研究やフィールドに出かけて調査したりもする、扱う物件を列記すると、あまりにも雑多すぎていったいなんの仕事なのかわからないが、自分の中には共通するキーワードがある。会社にいる限りは学者ではありえないので、使える知識は何でも使う。広かろうが浅かろうが関係ない。取り込める知識はなんでも取り込んでしまう。今でも混乱することがなくはないけど、おりゃ〜って感じでなんとか走り続けている感じだ。
普段の仕事は、まぁ、なんというか、想像とちょっと違うなぁという点が多いのだが、個人的には信念を持ってモノづくりにこだわって仕事をしている。正直、やり方があまりにも独自すぎて、会社の中では浮いているのだが、人と同じことをしてちゃなにも変わらないと思っているので、孤立するのをおそれずに行動している。最近はだいぶ信頼も出てきたのか、やりたいことが少しずつできるようになってきた。
モノづくりというと理屈よりも技!みたいに思っている人もいるようだが、自分は理屈を大切にしている。そしてAという商品があったとき、そもそもAとはなんなのかということをよく考えることにしている。
冒頭に「技術とはヤスリがけでしょ」ってところがあるのだが、なんとなくわかる気がする。仕事をしていて時々ネジがまともに締められない人に出会うことがある。緩むのが心配なのか精魂込めて力いっぱいネジ込み過ぎるのだ。「それじゃ、ネジが緩む前に壊れるよ・・・」
また、モノは作りこめばつくりこむほどシンプルにならなければならないというのも信念だ。客観的に見ればなんでそんなもののそこにこだわるのって感じだが、むしろそういう部分に情熱を込めることにロマンを感じている。ビバモノづくり。


シブすぎ技術に男泣き!

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シブすぎ技術に男泣き!2

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