久しぶりにペンクリニックが開催されたので行ってきました。
3年前のこのペンクリニックでカスタムヘリテージ912のウェーバリーを購入しました。
ウェーバリーというのはペンポイントが少し上に反り返ったようなニブのことです。
特殊なニブに見えますが、筆記感は至ってノーマルです。このニブはペンを立て気味にしても普通に筆記できるので、筆記角の許容性が高いです。普通に書いてもペンを寝かせたような感じで書けるので、なめらかに筆記できるのが特徴です。
書きやすい万年筆なのですが、もう少し低筆圧の時のインクフローが欲しいと思ったので、その点を調整してもらいました。
切り割が少し詰まり過ぎているようで、広げてもらいました。調整時間はホンの数秒でした。
結果はこの通り。上が調整前、下が調整後です。ごく軽い筆圧で書いた時の比較です。
全然違いますね。
上の状態でも筆圧を少しかけるとインクフローが良くなるので、日本語を書くには適していると感じていましたが、サラサラと計算するにはちょっと向かないと感じていました。
初期のインクフローが豊かになったので、下のような筆記が楽にできるようになりました。
今後、使用頻度が高くなりそうです。
メインの調整が一瞬で終わったので規定では2本までということでしたが、追加で2本、軽く調整してもらいました。
一本はラミーのabcで、もう一本はペリカン スーベレーンM400です。軽く研磨してザラつきを取ってもらいました。こちらも軽くラッピングペーパーで研磨するだけだったので、一瞬で終わりました。
どちらも結構書き味が良くなりました。