コンベックスをハサミで切ってしまいそのまま使うと危ないので新しいのを買ってきました。
タジマのいちばんスタンダードなタイプです。
毎日ハードに使うとか、高所での作業が多いとかそういうことでもなければこれで十分だと思います。ちなみに、測る相手によっては先端が磁石になっているものもあり、便利と言えば便利です。
テープは25 mm幅でしっかりしています。
当たり前ですが、爪も0点補正できます。
この0点補正というのは何かというと、引っ掛けて測るときと、押し当てて測る時では爪の厚み分誤差が出ます。それを補正するために爪の厚み分、爪が動くというわけです。コンベックスの先端がガタガタしているのはボロだからではありません。
長さも色々ありますが5.5 mくらいあれば便利です。
例えば地面から自分の身長よりも高いところを測るとき、コンベックスはこう使います。
つまり、先端を地面につけ、折り曲げて伸ばしていく要領です。こうすると私の身長だと5.5 mのコンベックスで3.6 mくらいは計測できます。少し前、たまたま見かけた職人さんがそういう使い方をしているのを見て、なるほどねぇと思いました。
そのままのばせば3 mくらいは伸ばせますが、コンベックス本体を地面につけてそういう作業をするのはほぼ不可能です。
例えば、コンベックスの先端が地面についているとして(実際は浮いていますが)、こんな感じになったとしましょう。


このとき、地面からコンベックスが折れ曲がったところまでの長さはどうなるでしょうか。
120 + (280 -120) / 2 = 200 cm
ですね。
これでは計算しにくいのでもう少し工夫してみましょう。
この計算は必ず下のようなパターンになります。
この結果から、(120+280)/2=200 cmと簡単に計算できますね。
コンベックスはもっと安いものもありますが、このくらいのものをひとつ準備しておくと時々役立ちます。ロックは付いていた方がいいです。もっといいやつになると微妙なブレーキをかけられるものもありますので、そういうのもいいです。このくらいしっかりしたやつを不用意に全力で巻き取ると手を切る可能性があって危険です。
ちなみに、5.5 mだと2000円強で買えると思います。