今日、釣りに行ったついでにiPhone 17 Proで何枚か検証用の写真を撮ってきました。
まずこちらが4倍ズームです。RAWでも取りましたが、検証はHEIF形式でやります。調整はしていませんが、フォトスタイルはクールローズにしています。


次が8倍ズームです。


画素数は1/4になり、画像のサイズは4.1 MBから1.5 MBになりました。
撮影はオートですが、たまたまISOやf値、シャッタースピードは同じだったようです。
参考までに24 mm広角で撮影した写真も載せておきます。


24 mmの広角は感覚的な視野としては、目視に近いと思います。よく35 mmが人の視野に近いと言われることがあります。確かに意識が向くのはそのくらいの範囲のような気がしますが、実際の視野は24 mmより若干広い気がします。
まず、200 mm相当の8倍ズームが普通に撮れることが驚きです。今日の広島の日没時間は17時26分でした。EXIFを見ると、日没後1分くらいに撮った写真ですので、それほど明るい条件ではありませんでしたが、1/121秒という結構早いシャッタースピードになっています。ISO感度は64でそれほど高くなっていませんが、200 mmにも関わらずf値が2.8という明るいレンズが実装されているのもシャッタースピード的には有利です。焦点距離分の1つまり、1/200より早いシャッタースピードが欲しいというのがかつての常識でしたが、今は手ぶれ補正があるのでこれくらいなら気をつければ手ブレは防げると判断されているんだと思います。
上のふたつの写真をプレビューで開き、等倍表示したのが次の写真です。

拡大してみると明らかに8倍ズームの写真の方が細部の再現性が高いのがわかります。
4倍ズームで撮影した写真を単純にデジタルクロップしたり、補完処理しているだけではないと思います。撮影時に撮像素子の中央1/4の面積を使って撮影しているため結果的に8倍ズームになるわけですが、上手にデジタル処理して解像度が落ちないように補完しているのが結果を見てもよくわかります。
夕暮れ時などの動画の画質がどの程度になるのか気になるところですが、これはまたそのうち確認しようと思います。来週にはiPhone 14 Proを下取りに出すので、機種間の差などは検証できないと思います。
さて、iPhoneの写真画質は年々向上しています。私もメインのカメラは完全にiPhoneになっています。実際、記録用のデバイスとしては過剰とも言えるほどの性能になっています。また、写真の表現もどんどん洗練されているように思います。しかしながら、私はiPhoneがかつて使っていたフィルムカメラやデジタルカメラと同列に並ぶようなカメラだとは思っていません。いくらデジタル処理が上手くなったからといって、レンズの性能などの差は埋まらないと思います。
一方、かつて200万画素のデジタルカメラを使い始めたときに感じたデジタル写真の可能性を感じるのはiPhoneです。その可能性というのは、デジタルでできることはなんでもしてしまえばいいというものです。
豆粒みたいなレンズでどこに写っているのかもよくわからないような板みたいなカメラで夕暮れ時の200 mmの写真が手持ちで撮れる時代が来るとは思いもしませんでした。このような行為はデジタルじゃないと不可能です。
それがかつてのフィルム写真と異なったものだとしても、それはiPhoneで撮った写真であることに変わりはありません。犬を撮って猫が写っていたらさすがにどうかと思いますが、犬が写っていれば、それは「犬の写真」以外の何物でもありません。
そういうふうに考えると、iPhoneで写真を撮るという行為に対して、ある種の心地よさすら感じます。