最近よく使っている筆記具

文房具店に行く頻度が減っているせいもあり、新しい筆記具を購入する頻度が減ってきました。気になる筆記具が全くないわけではないですが、普段使う筆記具に不満はありません。バリエーションや新しい可能性として、持っていない筆記具にはまだまだ興味がありますが。

カラーボールペンやマーカーなどはほとんど使わなくなりました。本を読むときはアンダーラインを引かないか、引くとしても使うのは鉛筆か太めのシャープペンシルです。重要なところに印をつけるというよりは、考えるためのメモみたいな感じが多いです。

最近よく使っている筆記具はこの3本です。

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上から、スタロジーの油性ボールペン、プラチナ万年筆のキュリダス、プラチナ万年筆のプレスマンです。実際はあれこれ使っていますが、ペンケースに常に入れていて、自宅での使用頻度が高いのは上の3本になります。

プレスマンは何本か持っていますが、自宅ではクリップを外した青いやつを使っています。基本的にシャープペンシルにはクリップがないほうが使いやすいです。違う道具になるといっても過言ではないくらいに。

実際はキュリダスとプレスマンだけでいいんですが、現場やミーティングでは油性ボールペンの方が安心感があります。そういう場面では使用感云々よりも実用性が一番です。ノック式の油性ボールペンが最も実用性が高いです。

下の筆跡を見てください。

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万年筆、ゲルボールペン(キャップ式)、ノック式水性ボールペン、水性ボールペンです。

これですね。下の写真は上から、キュリダス、V BALL、V CORN、シグノです。

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キャップ式のゲルボールペンは筆圧をほとんど必要とせず、線も細いですし、にじみにくいです。ボールペンとしてはかなり優秀だと思います。若干ダマができるのと(できにくいですが)、筆記感が硬いのが難点です。長時間使っていると疲れます。

ノック式の水性ボールペンは実用性からいうとなかなかいいです。欠点としては比較的線が太いことです。0.5でも0.7の油性ボールペン寄りはるかに太い筆記線となります。

Vコーンのようないわゆる水性ボールペンも書きやすさだけでいえば最高なんですが、線が太めなのと、紙の裏抜けが気になることがあります。

キュリダスのEFは筆記線の細さは0.38のゲルボールペンには及ばないものの、十分細いです。わたしは純正のブルーブラックを使っていますが、このインクは耐水性も高く、裏抜けもしにくい非常に優れたインクです。いわゆる古典インクに分類されるインクになりますが、今のところ気を遣って使っていませんが、特に問題貼りません。EFなので若干カリカリ感はありますが、紙を引っ掻くような不快感は皆無です。また、ニブが程よくしなりますので(目視できるほどの変形ではありません)、紙に着地した際の衝撃間はボールペンなどに比べるとかなり少ないです。キュリダスはインクフローもよく、筆記角の許容性が高く、かなり適当に使っても安定して筆記できます。また、ノック式なのでボールペンと同じように使え、利便性も高いです。

万年筆として言えば、パイロットのキャップレスの方がはるかに書き心地はいいです。しかし、唯一の欠点がパイロットの純正カートリッジインクの性能です。パイロットの純正インクは若干裏抜けしやすいので、紙によっては気を遣うことがあります。

 

 

 

 

 

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鉛筆を削るカッターはオルファのクラフトナイフS型がいい

短くなりすぎた鉛筆は鉛筆削りで削れません。そんな時、普通の折る方式のカッターを使っても削れるのですが、おすすめはクラフトナイフです。L型もありますが、鉛筆を削るにはS型で十分です。

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このカッターは買い替えながら、かれこれ20年くらいは使っています。

切れ味は普通のカッターの方が優れていますが、刃が厚いので丈夫です。普通の使い方なら曲がったり折れたりすることはまずありません。もっともそんなに力入れて作業したら危ないですが。そういう私もこのナイフで手のひらをざっくりと切ってしまい、驚いて病院に行ったことがあります。汗

使い方にもよるでしょうが、たまに鉛筆を削る程度なら、刃を替える頻度も年に一回あるかないかです。

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刃先は割と尖っているので紙なども切ろうと思えば切れます。

たまにはナイフでシャキーンと削った鉛筆を使ってみるのもいいものです。

ちなみに、鉛筆をナイフで削ったことがないという人もいるかもしれませんが、少し練習すれば結構ちゃんと削れるようになります。コツは六角形の頂点から削り始めること。また削り始めの位置を揃えること。左手で鉛筆をしっかりと持ち、左手の親指で刃を押すように切ること。刃の入角を意識することなど。わたしも自己流なので正しいやり方ができているかどうかはわかりません。形は何度か削っていれば好みにできるようになります。今回のは角を立てたままにしていますが、この角を取って丸く仕上げるのも面白いです。

下の記事の削り方は丸さを意識して削ってます。

 

digistill.hatenablog.com

 

オルファ(OLFA) クラフトナイフS型 26B

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やっぱり便利 仕事ホッチキス(HD-10TL)

手元に3つのホッチキスがあります。ひとつはかなり前から使っているPLUSのPS-10というモデル、あとの二つはMAXのHD-10FL3とHD-10TLというモデルです。

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PS-10(右上)は何の変哲もないモデルですが、小さくて手に収まる感じが悪くありません。

HD-10FL3(左上)は小型で楽に多く綴じることができ、フラットクリンチということで一番人気がありそうなモデルです。どうしても楽に綴じるタイプはストロークが長くガシャコンという感触があまり心地よくありません。

HD-10TL(下)は上二つと比べてみても一回り大きいです。ただ、この大きさが意外といいんです。何がいいかというと、下の写真のように手のひら全体で包むようにして使える点です。指先でつまむように綴じるよりもはるかに楽で、このスタイルが気に入っています。

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ホッチキスは一日に何度も何度も使ったりはしませんが、ほぼ毎日のように使う文房具です。それでいて耐久性は抜群で、一日数回程度の利用なら10年以上は余裕で使えると思います。

安いものも売っていますが、ホッチキスは国内メーカーのしっかりしたやつを使いたいです。10号針タイプだと最高級品でも1000円しませんから。

 

 

ぺんてる シャープレット2

広島駅エキエのスミスでぺんてるのシャープレット2を買ってきました。

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左から0.5, 0.7, 0.9です(A125, 127, 129)。0.5にはカラーバリエーションがあるようなのですが、2色しかなかったので緑を買ってきました。0.7, 0.9のツートーン、特に0.9の色の組み合わせはおもしろいです。

0.5以外の芯径がありますが、ガイドパイプの長さは2.5 mmほどしかないですし、芯硬度表示窓などもありませんので、製図用のシャープペンシルには分類されません。

手持ちのシャープペンシルでなんとなく似た雰囲気のものを集めてみました。

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上から

ぺんてる シャープレット

ゼブラ ドラフィックス

サクラクレパス レトリコ

プラチナ プレスマン

最近、ぺんてるの復刻モデルをあちこちで見かけます。いくつか集めてみました。

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上から

シャープレット(A129)

キャップレット(A105)

P205

クイッククリック(PD215)

テクニクリック(PD105T)

シャープレットについて少し調べてみたところ、歴史的には何種類かあるようです。シャープレット100、300、500などがあり、それぞれ100円、300円、500円ということのようです。そのほかにも口金が金属でクリップが樹脂のものなどもヒットします。今回購入したシャープレット2はそのどれとも違うようです。現時点で、これまでに何種類のシャープレットがリリースされたのかよくわかりません。

芯チャックは樹脂です。個人的には樹脂チャックに特に悪いイメージはありません。もちろん、信頼性や耐久性は金属チャックの方が高いのでしょうが、普通に使っていて、樹脂チャックと金属チャックの違いを感じることはほぼないです。

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個人的に一番よく似たシャープペンシルはドラフィックスだと思うのですが、筆記感は全然違います。シャープレットは口金や芯チャックが樹脂でできているせいか、筆記時の振動が軸と共鳴するのかシャリシャリと大きな音がします。一方、ドラフィックスの筆記音は小さめでスムーズに書けます。

ちなみに、ドラフィックスは受験時代に一番よく使ったシャープペンシルなので手へのなじみもよく、原点回帰という感じがします。

最近はドラフィックスじゃなくてプレスマンの出番が多いです。こういう樹脂の横溝グリップが割と好きなんだと思います。SMASHやロットリング600のような比較的高級な質実剛健シャープペンシルはそれはそれで道具として優れているし、使っていてカチッとした気持ちよさがあります。

使い分けるとかそういう面倒なことは考えていません。その時々の気分で適当に選んで使うのが楽しいです。実用一辺倒なら、例えばグラフフォープロの全芯径揃えたらそれ以上に必要なものはないんじゃないかと思います。ただ、わたしが求めているのはそういうことではありません。それぞれの道具に時代背景や、作った人の思い、アイディアなどが反映されています。シャープペンシルひとつとってもこれほどの多様性があるのを知ることが楽しいんです。モノに触れることによって得られる豊かさを否定してまでモノを減らすことはないと思います。ただ、収集が目的になってしまうとそれはそれでモノに縛られてしまいますので、そのバランスが難しいところです。

気になる人はSmithの店頭に行くか、通販サイトで購入してください。

shop.delfonics.com

ジェットストリーム スタイラス

出張の合間にちょっと時間が空いたので、ハンズに行ってきました。

ふと目についたジェットストリーム スタイラスを買ってみました。新商品ではありません。

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軸は全体的にプラスチックでできており、高級感はありません。実用的な道具といった感じです。デザイン性に優れた道具も好きですが、このようなザ・実用という感じも嫌いじゃないです。

スタイラス部分はモフモフの繊維でできています。モフモフの生えてる部分は少し柔らかめの素材です。

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繊維で出来ているため、画面上での動きはサラサラです。ちょっと太いかなと思いましたが、よく考えると自分の指の方が遥かに太いでしたね、、

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感度はいいです。ただし、繊維の先をサラサラ滑らすだけでは反応しません。少しだけ押し付ける必要があります。と、書きましたが、保護フィルムを貼っていない端末で試したら、軽く触れるだけでちゃんと反応しました。感度はものすごく高いです。かなり差を感じるので、このためだけに保護フィルムを剥がそうかと思うくらいです。

軸は滑らかなプラスチックなので高級感はありません。口金が樹脂なのでリフィルのカチカチ感はほとんど気にならないレベルです。

4時間のミーティング中、ずっと使ってみましたが、普通にいいですね。

0.7のジェットストリームは滑りすぎるので苦手意識があったのですが、不思議と快適に使えました。

多色タイプもあります。

モフモフ部分は耐久性が気になったので、念のためスペアも買っておきました。

これまでスタイラス付きの筆記具には興味がないというか、むしろ邪道だとすら感じていたんですが、使ってみると悪くないです。

 

 

 

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