フリクエンター クラムを購入

今週末に二泊の出張があるので、エンドー鞄のフリクエンター クラムを購入した。 このキャリーケースはハードタイプの機内持ち込みサイズ。タイヤの音が静かなことと、自分で交換できるのが特徴だ。また、クラムは前面から内部にアクセスできる。

タイヤの転がり音は本当に静か。家のフローリングの上だとほぼ無音で転がる。タイヤをよく見ると、ベアリングで支えてあるホイール部分とゴムタイヤが分離していて、ゴムタイヤ部分が偏心しながら空回りするような構造になっている。ゴムは比較的柔らかいので、摩耗しやすい可能性がある。この辺は静かさとのトレードオフになるのだろう。交換できるというより、むしろ、交換できるようにしとかないといけないのかもしれない。交換の際に緩めるビスにアクセスするためには樹脂カバーを外す必要があるのだが、はめ込み式のカバーは振動などでなくなりやすいような気がする。

サイズは今まで使っていたソフトタイプとほぼ一緒だが、ソフトタイプの方が外ポケットにマチがある分大きく使える。

左がフリクエンター クラム、右はエース鞄のプログレ(女性向けブランドで、側面からの形が若干それっぽいんだけど、作りが良くて気に入っていた) P1080335.JPG

上と逆で右がフリクエンター クラム
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ロックはこんな感じ。キータイプなので、鍵をなくすと大変だ。できれば3桁の数字を合わせるタイプの方がよかったかな。多分、鍵を使うことはないと思う。

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外ポケットから内部にアクセスするとこんな感じ。パソコンやiPad、本や筆記具などをちょいと入れておくのに使えそうだ。いつどういうシチュエーションで使うのかよくわからないけど、ファスナーを開くとこの部分をフルオープンすることができる。おそらくこれは機能というよりも、製造上の問題だと思う(縫うのが大変だから)。

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ジッパーを開けるとほぼ完全に外蓋が開き、内部の半分にアクセスできる。以前、着替えたズボンに電車のカードを入れっぱなしにしたことがあり、駅の片隅でキャリーケースを全開にして探したことがあるが、通常、外でメインルームにアクセスすることを前提としていないので、あまり使うことはないかな。

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メインのジッパーをあけるとこんな感じ。ネットのレビューに物が驚くほど入らないとあった理由がわかった。構造上当たり前だけど、メインをあけても深さが半分しかない。半分はネットで遮られているので、意識的にはフタのように感じるのだが、そこもメインの収納部なので、そこありきで考えればそれほど狭いという感じはない。
このサイズのバッグは2、3泊程度の国内出張に使うことが多いので、自分としては全く問題がない。
ただ、取っ手の支柱の出っ張りが多めなのは確か。靴が意外と場所を取るのだが、靴を入れるのには工夫が要りそうだ。

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細かい点だが、引き延ばす取っ手の形状がなめらかなので、ビジネスバッグを差し込むときにつっかえない。今まで使っていたやつは頻繁に引っかかって、不便だったのでありがたい。
時々、この部分がグラグラしてるというネガティブな意見を見るが、この部分はそんなもんだ。壊れにくくするため、遊びをもたせているというのがたいていのメーカーの見解だと思う。また。時々駅の階段でこの部分を掴んだまま引き上げる人がいるが、これをすると、壊れても仕方がない。正直、5、6段の階段なら自分もやったことがあるので気持ちはわかる。ただ、実際、これをやって壊した人を知っているので極力気をつけたいところだ。
もうひとつ、使っていて気がついたことをメモしておく。4輪タイプは4輪を接地して移動することが可能だが、この場合には取っ手は短めにした方が安定する。一方、早く歩いたりする場合には2輪を引きずるようにして歩くと思うが、この時には一番長くした方が楽だ。特にバッグを上部に固定している場合は長くした方がいい。その代わり、占有面積が大きくなるので、混んだ場所で使う時には後部への配慮というかどこにバッグが位置しているかを意識しながら歩いた方がいいだろう。

左がフリクエンター クラム
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バッグ側に付いている取っ手は発泡ゴムのような感じで、若干耐久性が心配だ。また、側面に取っ手がないのはマイナスポイント。これまで使っていたエース鞄には側面にちゃんと取っ手が付いていて、なおかつ地面に着く部分には4つの接地部分が設けられている。側面の取っ手は荷物をタクシーや新幹線の棚に置く時に便利なのだ。ていうか、側面に取っ手が無かったら上げ下げがかなり難しくなると思う。また、取っ手の場所もファスナーがあるため構造的に中央に配置されていない。持ち上げた時のバランスが悪いので、若干不安定に感じる。
今使っているソフトケースは6年間けっこうハードに使っていたんだけど、車輪以外は機能的、外観的にほとんど問題がない。エース鞄ということもあり、細部に手抜きがほとんどなくしっかり作っている。こういう道具は外観や機能も去ることながら、耐久性が一番だ。

また使っていて気がついたことがあれば書こうと思う。

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