ペン先のガタツキはUVレジンでなくせる

先日、アルスター(ボールペン)のリフィルに少しだけセメダインスーパーXを塗って、ガタツキを取る方法を示した。もっといい材料はないかということと、ペン先の内側に塗布したいという課題を持っていたんだけど、いい材料が見つかった。

よく手芸店などで見かけるUVレジンだ。紫外線を照射すると数分で硬化する特性のある粘性のある樹脂を使うのだ。

つまようじの先端にほんの少しだけレジンを付着させ、ペンの内側に盛るというより、薄く塗るイメージで塗布する。念のため、リフィルを数回通し、穴が埋まらない程度の樹脂しかついていないことを確認する。念のため、通したリフィルの先端はよく拭いた方がいいだろう。場合によってはレジンを塗る前にアルコールなどで脱脂した方が定着がいいと思う。

その後、おもむろにUVランプを数分間、照射すると完成だ。塗りすぎたかなと思ってもちょっと強めにつまようじなどで外すことも可能だ。

アルスター、ジョッター、Dr.Grip4+1を処理してみたが、すべてうまくいった。特に多色ボールペンであるDr.Grip 4+1の効果は絶大で、カチャカチャ音が全くしなくなった。アルスターやジョッターはもともとそれほどガタツキが大きいわけではないのだが、効果は実感できるレベルだ。また、ジョッターはノック音が少し小さくなったような気もする。

ある程度リスクがあるのでおススメはしないが、うまく加工するとかなりいい結果が得られる。ガタツキのないボールペンは書き心地がかなり向上する。たったこれだけのことで効果が得られるんだから、メーカーもなんかいい方法を考えて欲しいところだ。ひと手間加えるだけでかなりインパクトがあると思うんだけどな。

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