セロハンテープはもはや透明なテープの代名詞といってもいいくらポピュラーな存在でしょう。しかし、わたしが普段使っているのはスコッチのテープです。違いは素材です。
セロハンテープはまさに文字通り基材がセロハン(セロファン)です。セロハンはセルロースなので水と相性がいいです。言い換えると、水でふやけたりします。一方、スコッチのテープは基材がポリプロピレン(PP)です。ポリプロピレンは炭化水素のポリマーなので、水との相性が悪いです。つまり、水に強い。また、強度も高いです。欠点は接着剤との相性が悪いこと。おそらくこれを粘着テープにするには、コロナ放電処理などを施す必要があります。結果的にコストが上がります。よって、セロハンテープと比べても若干価格は高いです。耐候性もそれほど高くはありませんが、経験的には、セロハンテープよりも状態変化が少ないように思います。