予告通り、ぺんてるのGRAPH1000 for PRO 0.4を買ってきました。
GRAPH1000は2008年に0.7 mm(通常版)と0.5 mmのリミテッドエディションを購入しています。リミテッドエディションはなぜかもう手元にありません(結構いろいろ無くしています。)。
まずは外観から見てみましょう。
リミテッドエディションやcsよりも通常版の黒の方が個人的にはかっこいいと思います。
次にGRAPHGEAR1000との比較です。
芯を出した筆記状態でGRAPHGEAR1000の方が2 mm程長いです。クリップ位置はGRAPH1000の方が高いですが、GRAPHGEAR1000は筆記状態でクリップがなだらかな傾斜になっており、優劣はつけがたいです。
GRAPHGEAR1000は本体サイズ/重さ:10×9×150mm/20g、GRAPH1000はサイズ/重さ:10×8×145mm/11g。(実測すると長さとか若干違います)
重量が倍近く違いますので、持った感じはだいぶ異なります。GRAPHGEAR1000は精密にかっちりとメカで書く感じで、GRAPH1000は長時間使うのによさそうです。一般筆記用としてはGRAPH1000の方が使いやすいのかもしれません。
口金を観察してみましょう。
ステップヘッドと呼ばれる独特の段階的に細く絞り込んだ形状のおかげで紙面への視界が良好です。
チャックを観察してみましょう。
精巧な金属チャックです。口金がなくてもノックが可能です。
ワンノックでおおよそ0.4 mmが出てくるようです。
ちなみに、ぺんてるの0.5 mm芯のシャープペンシルはワンノックでの繰り出し量が0.5 mm、0.7 mm芯では0.6 mmになっています。わたしが持っているGRAPHGEARの0.4はちょっと繰り出し量が多いです。
0.4 mm弱と0.4 mm強といった感じです。このくらいは誤差範囲なのでしょうか。
次に芯の比較をしてみましょう。デフォルトで入っている芯はおそらくAin SteinのHBだと思います。ここでは先日購入したuniのナノダイヤの0.4との比較をしてみます。
Ain Steinの方が硬くて色が薄いです。ナノダイヤはなめらかで濃く書けます。芯が減る量を簡易的に調べてみたところ、Ain Steinの方が倍近く減りにくいことがわかりました。0.4 mm芯は0.5 mm芯よりも倍減りやすいということもあるので、大量筆記の場合、ノック数が少なくなるAin Steinの方が適していると思いました。
少し使い込まないといけないと思いますが、総括として感じたのは、0.4 mmのGRAPH1000は数学や物理の勉強に適していると思います。0.7 mmはアイディア出しやメモに適しているのではないかと思います。GRAPHGEAR1000は図のようなより精密な筆記をするのに合っているのかなという印象です。気分で使い分けるのもありだと思います。
もうひとつ付け足すとすると、GRAPH1000はラフに持ち運ぶのには向きません。落としたら一発で芯スリーブが曲がるでしょう。持ち運んで使いたいなら、ペン先が収納できるGRAPHGEAR1000を選択するべきです。
日本では0.5 mmのシャープペンシルが主流ですが、場合によっては0.4 mmを使い分けると幅が広がるのではないかというのが最近の発見です。
ぺんてる シャープペン グラフ1000 フォープロ PG1004 0.4mm
- 出版社/メーカー: ぺんてる
- 発売日: 2014/10/01
- メディア: オフィス用品
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