あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。
新年一発目は、ヘデラのスタンダード製図用シャープです。型番はSPAH125。MADE IN JAPANです。定価1000円+税。
ヘデラはTUTAYAのオリジナル文具ブランドで、このシャープペンシルは第3弾アイテムとして2019年10月31日から発売されているシリーズのひとつです。基本的に女性を対象としたブランドのようですが、黒は結構かっこいいです。
実は、これまで何度か店頭で手にしていて、気になっていたシャープペンシルでした。
さて、少し観察してみましょう。
重量は実測で11.4グラムでした。比較的軽いシャープペンシルです。
サイズ感は一般的な製図用シャープペンシルと同じような感じです。手元にあったシャープペンシルとの比較です。
写真は上から、ヘデラ、ロットリング600、オレンズネロ、グラフ1000、スマッシュ、ドラフィックスです。尻軸あたりはロットリング600によく似ています。
グリップは比較的大きめのラバーグリップになっています。
ブロック状のパターンが刻んであり、グリップ力は抜群です。
軸は樹脂製で、表面はラバーコーティングされたような滑りにくい表面仕上げになっています。
芯硬度表示窓とキャップは金属製です。口金とクリップも金属製です。
芯硬度は「4H, 2H, H, F, HB, B, 2B」に対応しています。
クリップは金属を曲げたシンプルな構造です。
クリップ固定位置が低いので、手には干渉しやすいです。ただ、出っ張りが少なめなので違和感は少なめです。
重心位置はペンのちょうど真ん中くらいでした。
低重心という感じはしませんが、ペンの両端に金属部品を配置してあり、両端が重くなっているので安定感があります。ペン重量自体が軽いので、比較的無理なく安定して筆記できる感じがあります。
可動域は少ないものの、芯クッション機能が実装されています。動作機構が固めなので芯折れに対してどのくらい有効なのかはよくわかりませんが、芯が折れる前に作動するので、ガンガン書いているときには役立つものと思われます。
このシャープペンシルについて少し調べてみたのですが、販売店がTUTAYAに限られるということもあるのか、それほど多くの情報は得られませんでした。ただ、調べているとおもしろいことがわかってきました。
このシャープペンシル、どうやら1995年に発売されたコクヨPROシリーズのTZ-PSP1015というシャープペンシルとほぼ同じなんです。画像で見る限り、一緒です。
詳細なレビューブログもありましたので紹介します。
ヘデラのキャップに芯径表示がないとか、グリップの上から見える樹脂の色が異なるなどの違いがありますが、内部構造などを比較すると、ほぼ同一のものと思っていいのではないかと思います。上のブログの最後の方にもヘデラに対するコメントがあります。