HEDERAから「製図用シャープペンII 0.5 mm」(品番SPAH235)が発売されました。
今年、新年の一発目のブログで「スタンダード製図用シャープペン 0.5mm」を紹介しました。
そして大晦日の今日、 「製図用シャープペンII 0.5 mm」を手に入れてきました。12月25日、発売です。
ガイドパイプは4mmで硬度表示窓(2B-4Hに対応)がある標準的な製図用シャープペンシルです。グリップはローレット加工された金属製で、軸は樹脂製です。樹脂の表面はラバーコーティングされたような感じになっています。
スタンダード製図用シャープペン 0.5mmのブログでこのようなことを書きました。
このシャープペンシル、どうやら1995年に発売されたコクヨPROシリーズのTZ-PSP1015というシャープペンシルとほぼ同じなんです。
HEDERA(ヘデラ)スタンダード製図用シャープ BK 0.5 - 食う寝る記す(Digistillの文房具日記)
どうやら、製図用シャープペンIIもこのシリーズのTZ -PSP1005というものとほぼ同じようです。
それにしても、このシャープペンシル、何かに似ています。そう、ロットリングのシャープペンシルです。
rotring500を持っていないので、rotring600と並べて写真を撮ってみました。
グリップの長さとかクリップの形とか、若干違う部分はあるものの、ほとんど同じと言っていいほど良く似ています。細部を少し詳しくみてみましょう。
ペン先とローレット。
消しゴム周り。
後端部。
キャップには穴が開いていませんね。良く似ています。
口金は金属製です。
下の写真は左からrotring rapid PRO、600、へデラ製図用シャープペンIIです。
口金はrotring600が一回り大きいです。製図用シャープペンIIはペン先付近の内部構成はrapid PROに近く、口金の大きさもほぼ同じです。内部は三者三様、結構違います。どれも一般的なシャープペンシルの構成とはだいぶ違う印象です。
rotringシリーズも国産のようなので、おそらく作っているメーカーが同じなんだと思います。
製図用シャープペンIIの重量は15.7グラムでした。また、rotring600は22.2グラム、スタンダード製図用シャープペンは11.4グラムでした。ちなみに、rotring500は約13グラムのようです。製図用シャープペンIIが若干重いのは、金属のグリップ部分が少し長めだからだと思います。
重心も調べておきましょう。
上から製図用シャープペンII、rotring600、スタンダード製図用シャープペン、テクト2ウェイ。
かなり低重心なテクト2ウェイと張り合えるくらいの低重心であることがわかります。
実際に筆記してみると低重心で書きやすいです。手にした感じはほぼrotring。下の写真では少しわかりにくいですが、軸は緩やかな六角形になっていて、rotring600のようなカチッとした意匠じゃないので、手にした感じがやさしく、しっとりしたフィット感を感じます。
rotring600は非常にソリッドな質感で一生もの的な風格が漂っています。しかし、軸全体が金属製で重いため、一般筆記を考慮すると製図用シャープペンIIの方が低重心でどっしりしていて書きやすいと思います。
店舗によっては売り切れていたので、気になる人は早めにチェックしておいた方がいいかもしれません。
スタンダード製図用シャープペンの0.3mmも同時に発売されたので、細い芯に興味がある人はそちらも要チェックです。