鉛筆屋のシャープペン W07のクリップを外してみた

鉛筆屋のシャープペン W07のクリップを外してみました。

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下の写真のようにクリップはE形の止め輪構造になっています。クリップや本体に傷がつかないように当て布をしながらプライヤーで引き抜くと割と簡単に外れます。ただし、指で引っ張ったくらいでは取れません。

クリップの素材がどういうものか詳しくは知りませんが、弾性のあるバネ鋼のようなものを使っているのではないかと推測します。この形状なら取り外し作業において弾性領域での変形しか生じないと思うので再び取り付けることも可能です。

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シャープペン W07は六角形なので、クリップがなくても転がることはありません。見た目はちょっと使った鉛筆といった感じでいい感じです。クリップを外した部分の見た目にも違和感はありません。

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クリップ重量は約1 gで、クリップを外した後のペンの重量は約7.4 gとなりました。

重心位置はクリップを外す前は、芯を出したペン先から79 mmほどでしたが、クリップを外すと74 mmほどになりました。全長が約140 mmであることを考慮すると、重心はほぼ真ん中になりました。

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鉛筆は長手方向の密度が同じなので基本的には真ん中が重心位置になります。ただし、尖らせるために筆記側を少し削ることを考慮すると若干重心が後端側にずれることになります。

そう考えると、クリップを外したシャープペン W07かなり鉛筆に近い重量バランスであると言えます。

実際に書いてみたところ、使用感はかなり大人の鉛筆に近づきました。大人の鉛筆より2グラムくらい軽く、全長が短いので、取り回しもいいです。どんな持ち方をしても手にクリップが当たることもないので、集中力が途切れることもありません。私はクリップなしの方が断然好きです。

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