プラチナ 万年筆用コンバーターを分解してみた

使用頻度が低くてインクが濃くなったものや、ドライアップした万年筆からインクを抜いて洗浄しています。

ちょうどいい機会なので、プラチナの万年筆用コンバーターを分解してみました。

プラチナのコンバーターには700Aと800Aの2種類あります。多分、色が違うだけだと思います。下の写真はゴールドの800Aです。

万年筆用コンバーター800A

パッと見る限り、このコンバーターは8つの部品からなっているようです。

2と3、4と5ははめ込みっぽくなっています。2と4は気密性を保つために柔らかい素材になっているためここは分解していません。

それでは組み立ててみましょう。

部品1は嵌め込まれているだけなので、そのまま3の先端に押し込みます。

4+5のピストンを3の筒に入れたら、そこに6を通します。6には方向がありますので、向きに注意します。

そうすると、下の写真のようになります。

7の内側はネジになっていますので、7を5に軽くねじ込みます。ねじ込む量は任意で構いません。

最後に8を3にきっちりねじ込んだら完成です。

これで元の状態に戻ります。

普通はメンテナンスでこのようなことをする必要はありません。むしろ、軟質の部材を傷づけたりして気密性を損なうリスクもありますので、不必要にこのようなことはしない方がいいでしょう。

興味がある人は自己責任でお願いします。

ちなみに、このコンバーターが入っていた万年筆はキュリダスです。

気に入って使っていたんですが、1日くらい放置するとインクが出にくくなるという状態になってしまってから使うのをやめました。先端のシャッター部を洗浄すればいいのかもしれませんが。

 

 

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