ぺんてる SMASHへの想い

今日、クルトガの新スタンダードモデルを探しに広島市内の文房具や巡りをしました。結果的には出会えませんでした。その途中、八丁堀のハンズに行ったところ、中学生くらいの女子がものすごい勢いでシャーペンコーナーに走ってきました。そして、家族に向かって「みてみて!スマッシュ!これ書きやすいんだよ!」と猛烈アピールをはじめたのです。私がはじめてスマッシュに出会ったのは1987年だったと思います。あれから36年経っていますが、いまだに生徒に愛されるスマッシュはもはや伝説のシャープペンシルと言っていいのではないでしょうか。

ぺんてる スマッシュ 0.7

写真は私にとっては二代目のスマッシュ0.7です。今はこの芯径のスマッシュは売られていません。1987年に買ったのは0.9のスマッシュでした。当時の私の文房具に対する意識はそれほど高くありませんでした。もちろん、自分が使う道具なので長く愛用できるようなものは選んでいましたが、全然詳しくはありませんでした。記憶が定かならば、私は「本の雑誌」の広告を見てスマッシュを買ったと思います。大学の生協でスマッシュを見たとき0.9の太い芯のシャープペンシルの存在を初めて意識したと思います。これなら芯が折れなくていいなと思って買いました。

気に入ってずっと使っていたのですが、無くしてしまいました。大学の生協にまた買いに行ったら0.9はなかったので、その次に太い0.7を買いました。それが上の一本です。当時はあちこち文房具店を巡ってまで0.9を入手しようとまでは思いませんでした。

この0.7のスマッシュは就職してしばらくは使っていました。ずっと持ち歩いて使っていたので、ある日、洗濯物と一緒に洗濯機で洗濯をしてしまいました。あぁ、これで壊れたなと思いましたが、壊れませんでした。その時にできた傷がこれです。

洗濯をしても壊れないスマッシュには本当にびっくりしました。

その頃には多機能ペンなど、いろんなペンを使い始めていたので、使用頻度は少なくなっていきました。ノック部にヒビが入り始めた頃から、ストック用の引き出しに入れて、今は使わずに保管してあります。クリップもありません。

スマッシュとの出会いがなければ、ここまで文房具のことが好きになることはなかったと思います。

スマッシュの耐久性を考えれば、壊れるまで使ったとしても、一生分のスマッシュが手元にあります。きっと、10年後も20年後もスマッシュは私のそばに必ずあるシャーペンだと思います。

いろんなカラーバリエーションがあり、個人的にはスマッシュワークスのシルバーが結構好きなんですが、やっぱり黒のスマッシュは鉄板です。少し前に0.3が復刻しましたが、私としては0.7と0.9にも是非復刻して欲しいです。無骨なデザインのスマッシュには太い芯が似合うと思うんですよねぇ。

 

 

連絡はこちらから