ユニボールワンF 葉雫をフライングゲット

9月21日発売のユニボールワンFがすでに売っていたので、買ってきました。

300円のノック式ゲルボールペンです。

消炭は注文しているので色は葉雫です(消炭は発送済みなので明日くらいに届くかも)。店頭で気がついたのですが、ユニボールワンFは色でペン先の太さが違います。

0.38:消炭(Fブラック)、無垢(Fグレー)、花霞(Fピンク)、日向夏(Fイエロー)。

0.5:霜柱(Fブルー)、葉雫(Fグリーン)、茜空(Fレッド)。

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重量と軸の太さをユニボールワンと比較した結果は次の通りです。

 

ユニボールワンF

ユニボールワン

全重量(g)

14.55

9.78

グリップ側軸重量(g)

7.99

2.67

クリップ側軸重量(g)

4.14

4.65

リフィル(g)

2.48

2.48

軸平行部太さ(mm)

11.0

10.5

重心の位置は下の通りです。

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4.77 g重く、重心が下側にあるので、手にした時に安定感があります。

ユニボールワンFは分解した時の割れる位置がユニボールワンと異なります。

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グリップ側に金属部品を埋め込んでいるためだと思います。手で触れる面に凹凸が全くなくなるので手触りが滑らかになります。

ペン先はこんな感じです。

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ユニボールワンよりもペン先が細長く伸びたデザインになっていて、紙面の見通しがよくなっています。

ペン全体の形状をユニボールワンと比べてみます。

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ユニボールワンFにはラバーグリップが実装されておらず、ペン先に向かってなだらかに細くなっているようなデザインになっています。軸は樹脂で細かいシボ加工が施されています。シボ加工は滑りにくそうに感じるんですが、接触面積が減る分、グリップ力は落ちてしまいます。滑るというほどではありませんが、滑りにくいとは言えません。使い込んで表面が少し研磨されてくるとグリップ感が向上してくるのではないかと思います。

個人的には表面仕上げに若干疑問が残りますが、光沢仕上げにするとこの質感は出てこないと思うので、モノとしてのバランスを考えるとこのような選択になるのは理解できます。

口金の精度は高いですが、特に特別な仕組みが実装されているわけではなく、ガタ付きが皆無というわけではありません。持つ位置によっては若干カチャ付きを感じますが、その場合には軸を少し回転させ、持つ位置を変えると気にならないポイントが見つかると思います。

口金の精度的にはスタロジーの油性ボールペン(口金は金属です)と大差ないですが、スタロジーの油性ボールペンはどの位置で書いてもカチャ付きが感じられないので、不思議です。

内蔵されているバネはユニボールワンよりもユニボールワンFの方が固いです。おおよそですが、ノックするのにユニボールワンは約360 gfの力が必要ですが、ユニボールワンFは430 gfの力が必要です。

0.5のリフィルは書き味があまり好きじゃありませんでした。ノック式のゲルボールペンはペン先が少し沈み込むような感触がありますが、0.5だとその沈み込みが大きく感じられるので、サラサラサラッと流れるような書き方だと掠れることがあるようです。0.38に入れ替えてもいいですし、シグノRT1のリフィルUMR-85Nなどが入るので、好みのリフィルに交換して使ってみてもいいと思います。

300円のボールペンといえば、アクロ300(油性ボールペン)が思い浮かびます。下の写真の上がアクロ300です。

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アクロ300は軸の割れ面のあたりに金属部品が埋め込まれていて重心付近に重量が集中するような設計になっています。口金は樹脂ですがかなり精度が高く、ガタ付きは皆無と言っていいレベルです。表面は光沢のある仕上げで、グリップ感はユニボールワンFよりも高いです。アクロ300の軸の太さは9.7mmで少し細めです。個人的にはペンは10mmくらいが好みです。全体的にアクロ300の方が好きかなぁという気もしますが、重量バランスや手への収まりの良さはユニボールワンFの方が上かもしれません。

ユニボールワンFは300円のノック式ゲルボールペンとして質感が高く、ペンとしての性能も非常に高いレベルで仕上げてきていると思います。

最後に、おもしろいデザインのバーコード。

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