電動アシスト自転車 Panasonic TIMO DXに乗ってみた

TIMO DXが届いたので早速試し乗りしました。

その前にまずは、サイクルコンピュータVELO9を取り付けました。

磁石とセンサーの隙間を5 mm以内にするように書いてあったので、3.5 - 4 mmくらいにしました。

取り付けはこんな感じにしてみました。

その後、錆びそうなところにグリスを塗っておきました。防錆剤的なものはいくつか持っていて、どれを使うか迷うところです。ワコーズのラスペネも持っていますが残り少ないので、AZ(エーゼット)の長期防錆オイル [216h] 420ml スプレーにしてみました。

ほとんど問題はなさそうでしたが、若干気になるところがありました。

これは後輪のローラーブレーキですが、端面の塗装が剥がれてしまっています。塗装自体もムラがあるように見えます。塗装が擦れて剥がれたようなカスも付着していますが、高温注意のシールが剥がれの上から貼り付けてあることから、組み立て時に剥がしたのではなくて、部品の時点でこのようになっていた可能性が高いです。高温注意のシールを誰がどのタイミングで貼ったのかは知りませんが、貼った人はこの状態をおかしいと思わなかったわけなので、こんなもんなのかなと思ったりもしますが、少し気になります。外観はともかく、機構的には問題ないと思いますが、この部分から錆びる可能性もあるので問い合わせ中です。ローラーブレーキなんてそうそう交換するものではないので、異常か正常かの判断はして欲しいところです。

後日、しばらく走ってみたら、割ときれいになっていました。どうやら、ローラーブレーキのグリスが付着してたものだったっぽいです。

それはさておき、乗った感想ですが、ヤマハの電動アシスト自転車とはアシストの感じが全然違いました。ヤマハのアシストは乗り出しが滑らかで自然な感じですが、Panasonicのアシストはグィッとくる感じがあります。アシストのタイミングが若干遅れたり、残ったりする感じもあります。ヤマハのアシストが全くクセがないわけではないので、慣れの問題だと思います。

初めての電動アシスト自転車であるとか、万人受けするのはヤマハかもしれません。ヤマハは平地から坂に入った時などの路面状況が変化しても、スムーズにコントロールされている感じがします。ただ、若干物足りない感じがする場合もあります。慣れてくると、アシストされていないような錯覚を受けることもあります。

車種にもよるのかもしれませんが、Panasonicはパワフルで電動の乗り物に乗ってる感があります。Panasonicは中間速度から高速域でのアシストが強く、巡航速度が20 km/hくらいでも楽です。タイヤが細いというのもあるのか、すぐにスピードが出るイメージです。

1速が軽すぎる感じがしないので、1速スタートでも違和感がありません。

そのまま2速に上げるとすぐに18 km/hから20 km/h弱まで速度が上がります。

3速にすると20 km/hで巡航が楽にできます。

そのまま4速に上げると20 km/hを若干オーバーするくらいにはなりますが、速度が上がるというより抵抗感が増してケイデンスが下がる感じになります。

5速にしてもその傾向は同じで速度が上がるというよりケイデンスが下がる感じになります。平地で22 km/hを越えるとどのギアを使っても抵抗が上がるだけで速度が出る感じはないです。もちろん、アシスト感度外視で頑張れば、時速30キロくらいは出せます。出せますが、しんどいし、街中では危ないです。今日の最大速度は31.5 km/hでしたが、これは国道の下り気味の車道を走った時の速度です。平地では結構しんどいと思います。

電動アシスト自転車はスピードを出して巡航できるようにはなっていません。あくまでも、出だしや坂道の時に負担がなく、楽に15から20 km/hで走り続けられるというような自転車なんだと思います。

歩道を走るような乗り方だと2速か3速しか使わない感じです。

広い歩道や車道だと4速まで使える感じですが、5速は長い下り坂くらいしか使わないんじゃないかと思いました。

試しにアシストオフも試してみましたが、これは全然ダメでした。1速、2速くらいじゃないとしんどくて前に進めません。それでも全然楽には走れません。電池切れになったら、カメのように走るしかなさそうです。

坂道が電動アシスト自転車と非電動の違いを最も感じるポイントです。近所にある短い激坂にもチャレンジしてみました。非電動だとちょっとキビしめの坂ですが、余裕で登ることができました。普通の坂で困ることはまずないでしょう。

乗り慣れているということもあり27インチは軽快で概ね期待した通りの走りが得られました。巡航速度も概ね20 km/h前後がキープできました。

今日は20 kmほど走ってみましたが、平均速度が15 km/hほどでした。止まってあれこれやっていた時間もあったので、実質的にはもう少し速かったと思います。

と、思いましたが、停まってる間は時間も止まるので、実質、15 km/hだったのでしょう。

夜も追加で11キロほど走りました。最後の4 kmは割とペースを上げて走りましたが、平均17 km/hでした。実際の時間だと4 kmを17分でした。走行時間は15分だったので、2分ほど信号待ちをしてたことになります。

同じ道のりを3速の電動アシストでゆっくり走った時は20分前後でした。がんばってもたいした時間短縮にはならないようです。

正直、平地走行なら非電動自転車と大差ないですし、むしろ速度を出したいだけならクロスバイクの方がはるかに有利です。電動アシスト自転車に乗るまでは、電動なんて子供騙しだろうと思っていましたが、認識が誤っていました。電動アシスト自転車だと片道5 kmくらいなら気軽に行ってしまおうという気分になります。坂道が坂道じゃなくなるという心理的負担の軽さが大きいと思います。

電動アシスト自転車は自転車の形をしていますが、私としては自転車というより超低速のバイクに近いなぁというイメージです。

 

 

 

 

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