クルトガ

普通のクルトガを買ってきました。

クルトガは2008年の3月に発売されましたが、2008年の4月27日に私は手に入れて使い始めました。4月21日には店頭で触ってみたようですが、ピンと来なかったのか、その時には買っていません。

stationarylab.com

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2月20日にクルトガの新スタンダードモデルが発売されるということで、改めてスタンダードナモデルを使っておこうと思って今回買ってきました。

初代クルトガはもう手元にはありません。最初に買った緑のクルトガがまだ売っていたのでそれを買ってこようと思いましたが、新スタンダードモデル*1に合わせてブルーを買ってきました。

クルトガはいろんなモデルを使ってきましたが、そのほとんどは自分には合わなくて、常用することはありませんでした。

その印象が一変したのが、アルファゲルスイッチを使ってからです。厳密にはアルファゲルスイッチはアルファゲルシリーズの筆記具であり、クルトガではありませんが、クルトガエンジンを搭載しているという意味ではクルトガファミリーと解釈しても問題ないと思います。

アルファゲルスイッチ

アルファゲルスイッチも最初はそれほどしっくり来なかったのですが、口金内部に少量のグリスを塗布することで生まれ変わりました。先端の動きがスムーズになり、クルトガ特有の先端の動きが気にならなくなりました。私は動くことそのものが気になっていたのではなくて、動く際の微妙な摩擦による振動のようなものが気になっていたということがわかりました。

アルファゲルスイッチを使っていくうちにクルトガ自体にも慣れていき、多少動きがぎこちないままでも気にならなくなってきました。

今回入手したスタンダードモデルはあえてそのまま使っています。

ブログのネタを書くのにしばらく使ってみましたが、動きに違和感は感じにくいです。

クルトガを使う最大のコツはクルトガに過大な期待をしないことです。どのような種類の文字を書くか、何を書くかで筆圧は結構変わります。サラサラ書くモードの時にはクルトガといえどもうまくエンジンが回らずに片減りすることはあります。ただし、筆圧には揺らぎがありますし、書き癖で筆記が一段落するときに紙にトンとペン先を叩きつけるようなアクションを取ることもあります。放っておいても少しずつ回るのでずっと片減りが続くということもありません。

私が使っているアルファゲルスイッチは不思議とエンジンの動きが軽く、かなり小さな筆圧で書いてもエンジンがガンガン回ります。むしろクルトガの最高峰であるクルトガダイブの方が動きは渋いくらいです。クルトガアドバンスも動きがいいですが、もしかしたら、倍速エンジンの影響が大きいのかもしれません。

さて、これまで何回か書いたこともあったと思いますが、クルトガエンジンが線の幅に与える影響をまとめておきます。

ここで筆記角度は60度と考えています。また、実際の芯径はJIS規格では表示値とは異なりますが、簡単のためにそれぞれ0.3, 0.5, 0.7, 0.9 mmと考えます。

三平方の定理による性質から、筆記角度60度で書き続けた場合、最大の線幅は芯径の1.15倍になります。クルトがエンジンが理想的に作動した場合、線幅は半分になります(赤線)。それを一覧表にしたのが右の表です。

理想的にクルトガエンジンが動作した時の芯の様子

原稿のクルトガスタンダードの基本スペックも調べておきます。

重量は9.8グラムでペンの長さは約143 mm、重心位置は73 mmなのでバランス係数は0.51でした。重心はほぼペンの中心です。ペン自体が軽いのでバランス係数が0.5以下であれば、特に筆記に大きな影響はないものと考えられます。

 

 

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