クルトガ 新スタンダードモデル(KSモデル)の沈み込み量の計測 その2

前回の記事でKSモデルの沈み込み量が0.225 mmであることを書きました。

今日は別の方法で沈み込み量を計測しました。

まず、計測に用いた図を示しておきます。

図1 KSモデルのストローク分飛び出した芯

図2:ストローク分の芯を口金から出す手法
  1. 芯を折って、先端を直角にそろえます(新しい芯を使えば折る必要はないと思います)。
  2. 適当に芯を繰り出します。
  3. 芯に定規などの平らなものをできるだけ垂直に押し付けます。(図2)
  4. その状態をキープしながら、口金をゆっくりと緩め、口金の先端が定規に当たるようにします。
  5. 静かに定規を離すと、口金の先端から芯が出てきます。この時、出てきた芯の長さがクルトガのストローク量になります(図1)。念の為、その状態で何度か定規を芯に当て、クルトガエンジンが動作することを確認し、繰出量が正しいことを確かめます。
  6. 続いて図1をGIMPに読み込み、芯の直径に相当する部分Aと飛び出し量Bの長さを計測します。
  7. 芯の太さはJIS規格の値を用います。0.5の芯は0.55-0.58とされているので中央の0.565を芯の太さとします。

結果ですが、A = 128 px、B = 49 pxでした。比を用いて飛び出し量を計算すると、0.216 mmであることがわかりました。昨日求めた0.225 mmとよく一致する結果となりました。

計測誤差などを加味し、設計という観点から考えると、実際の沈み込み量はやはり0.2 mmなんじゃないかと思います。

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