先日購入したF-605Gは分数の計算ができます。ちなみに、シャープのE-501Jには分数機能はないようです。
YouTubeでmod計算を見ていました。
【高校数学(発展)】合同式①(modとは何か)【整数】 - YouTube
【高校数学(発展)】合同式②(modの利用)【整数】 - YouTube
普通の電卓の場合、余りはすぐに出てきません。
例えば、101を3で割った時の余りを計算するとします。このくらいなら暗算でできますが、あえて計算機で計算することにします。
そうするとこうなります。
101 / 3 = 33.66666667
商が33であることがわかるので、続いて
101 - 33 * 3 = 2
みたいな計算をして余りを出すことになります。
余りを出すコマンドのある計算機もありますが、分数機能を使えば、結果として余りを出すことができます。
まず、103/3このような分数を下のようにして入力します。」は7セグメントの表示で分数を表現するための記号です。
入力としては
[1] [0] [3] [a b/c] [3]
となります。
ここで[=]と入力すると、このような結果が表示されます。
これは33と2/3という帯分数を表現しています。33が商、2が余りを意味することは説明の必要はないでしょう。
たったこれだけのことですが、分数機能のないEL-501Jでは一発で余りを出すことができません。
例として挙げたのは、簡単な数でしたが、例えば、369566を7で割った時の余り、となると分数機能で計算した方がいいです。
ただし、ちょっと注意した方がいいこともあります。
例えば、123を15で割った時の余りを計算すると結果がこのようになります。
この結果をみて、余りは1だと思ってはいけません。1 / 5というのは3 / 15を約分した結果ですから、15で割った時の余りは3です。
アメを3つこっそり食べてもケンカになりません。