クルトガウッドのグリップの材質について

クルトガウッドのグリップの樹種はウェンジュというものだそうです。ウェンジやウエンジと表記されている場合もあるようです。

特徴は硬い、高強度、耐衝撃、耐摩耗、乾燥後の寸法精度が良いなど、基本的には機械強度が高く、丈夫な木のようです。また、肌目が粗く、リップルマークが特徴と書いてあるものもありました。リップルマークというのは、波目模様のことだと思います。

少し拡大してみます。

さらに拡大するとこんな感じ。

iPhoneのマクロで撮っているのでそれほど画質は高くありませんが、ある程度特徴がわかります。

まず、機械加工の跡がある程度残っています。コストダウン的な意味もあると思いますが、ペーパーで表面を整えすぎず、あえて凹凸を残しているんだと思います。

肌目が粗く、ところどころささくれている部分もあります。裂けているように見える場合もあり、ネットでもこれを残念ポイントして指摘する意見もあるようです。

しかし、ウェンジュというあまりペンに使われている例がない樹種を使ったのには理由があると思います。この硬くて荒々しい表面は、天然のローレット加工に見立てているんじゃないかと思います。

クルトガメタルでは、らせん状の細かい横溝にサンドブラスト加工を施し、その上、アルマイト加工を加え、表面強度を上げています。ローレット加工を選ばず、このような凝った加工を施していることから、三菱鉛筆の技術者が筆記具の表面設計にこだわりがあることが伝わってきます。そのような技術者が筆記具のグリップとしてどのような樹種を選ぶか。機械強度や寸法安定性が高く、加工面が粗く仕上がる樹種を選ぶでしょう。そして、いろいろ調べれてウェンジュに行き着いたんだと思います。

リグナムバイタなどもおもしろそうな気がしますが。

連絡はこちらから