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冒険心をくすぐるデジ一眼ライブビュー撮影――オリンパス「E-330」
フィルムの「現像しないと結果が正確にわからない」という潔さも心地いいなとは思うが、一眼レフとはいってもどうせデジカメなら「リアルタイムプレビューが便利じゃん」という節操のなさも嫌いじゃない。
カメラのデザインはどうかと思うが、性能的には十分な魅力を感じる。
長時間露光のサンプル画像があるが4/3(フォーサーズ)で目立ちがちだったノイズがあまり気にならないようだ。メーカーのサンプル画像等を見ても、かなり画質が上がってきてるんじゃないかと思う。
以前も書いたが、画像素子が小さくなるとどうしても被写界深度が深くなりがちだ。
マクロやポートレートなど、ボケを生かした作品作りにはちょっとだけ不利になるだろうが、スナップ撮影では「絞りを開いても被写界深度が深い」というのはアドバンテージになると思う。
自分の場合、フィルムでの撮影でも被写界深度を深くするためにあえて絞って撮影することが多い。モノクロネガでISO400メインで使うのは絞り込んでもシャッタースピードが稼げるからだ。
フルサイズデジカメがだいぶ安価になってきたが、フルサイズじゃないといけないと考えるのは早計だ。賢明さとは、目的に応じて手段を選べることだろう。なにがなんでもプロ指向で高いもの程いいものだという考え方は知的筋力の衰えなんじゃないかな。もちろん、大は小を兼ねる的性質のものならば自分の財布の中身に応じていくらでもいいものを買えばいいと思うけど。

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